あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

◆創る 2006

今年最後の「M.A」

「(今日の舞台)どうだった?」って若干1名の聞きたがりクンが、感想文を待っているのはわかっていたのだけれど、……つぶれてそれどころじゃなかった。 昨日は昼間から具合が悪く、ひとりで作業をしながら意識が途切れて机に倒れてたりしたんだけれど、ここ…

「M.A」 ペアペア

2006/12/2 12・00〜/17・30〜 帝国劇場観ましたよ。 ヘビーな革命劇をマチ・ソワで。1日が、それだけのためにあった。 ほかの事、何もできなかった。……ま、たまには、いっか。 え? 感想? うふふふふっ。 幸せでしたぁ。まず第一に。芝居を観て…

「M.A」 アニエス=日本人の良心

06/11/26 17・30〜 帝国劇場以前観ていた時、お隣の席のミーハーらしいおばさま(顔はみませんでした)がため息をついた。 「ホント、きれいよね〜」 そのことがずっと、気になっていた。土居さん、もちろんキレイです。 清楚な歌もすばらしいです。…

「M.A」 ラブリー・アントワネット

2006/11/19 12・00〜 帝国劇場帰り道、雨に降られて、黒いウールのショール(全面、花の刺繍入り)をフードのようにすっぽり被って歩く。 ふーん、やっぱり見えてんだ。 黒いフードごしに風景が。今日の席は、音がよく聞こえて。 とたんに歌に陰影が出てきて…

「M.A」 カリオストロのスタンス

編集061115 2006/11/14 18・00〜 帝国劇場「M・A」 おととい観たんだよね? うるさい。 完全に無計画なチケットの買い方をしたの。 だから今日はカリオくんの授業参観。 偽カリオくんまでうっとり見てたわ。 あれは誰? 指の真似ッコ、うまいよね。 舞台の…

「↓杜子春↑」を観た

2006/11/11 14・00〜 シアターグリーンワークショップで一緒のrinが、演出助手として参加したということで。 目下、劇作模索中のmoyuとわたしのテーマのひとつが、コロスである。 参考になるかも、と。rinは自分でも小さな劇団を持っている。 演出・脚本・出…

「M.A」を観た

2006/11/12 17・30〜 帝国劇場帝劇にミュージカルを観にいったはずなのだが……。 新国で新劇を観てきたって気分です。 帰りの電車で、閉じたまぶたのふちにずっと涙がたまっていた。 泣いていたのではない。 重さに打ちのめされて。 もう二度と、同じ重さで「…

「孤独の惑星」を観た

2006/11/5 14・00〜 劇場MOMOスタニスワフ・レムの「ソラリス」の舞台化です。わたしはたぶん、20年以上前にTVで放映された映画の短縮版を見たきりなので、超基本設定しか記憶になく。 特に後半は、年をくった分、重くテーマをつきつけられて、とても楽し…

「チック,チック...ブーン」を観た

2006/11/3 18・00〜 SePTここずっと、数々の観たい芝居を逃し続けていたけれど、美しい十三夜の夕方、ようやく劇場のひとつにたどり着く。 当日券で、ぽつりとわたしを待っていた席は前から7番目のド・センター。観たかったのは、実は主演の山本…

「エゴイスト」 リーディング

昨日、ワークショップで、プロの役者さんたちに自作をリーディングしていただきました。 感想? 「よく覚えてない……」当日の朝、それはもう、どきどき。 自分はこんなに自意識が高かったのかと、苦笑いもひきつる。 ため息ついたり何度もトイレに行ったり。…

「エゴイスト」 アテ書き……?

夕べというか、今朝というか、(3時です)脱稿、メンバーに一斉メールしました。 半分寝ながら迎えた3時ですから、脳ミソはうにで、神経はランニングハイ。 何を書いてしまったものやら、これから再読するのがコワイような、……楽しみなような。 (物書きっ…

「緑の指」 を観た

(ふと気付くと、今日わたしは東京に、大きな円を描いていた。 自宅→渋谷→秋葉原(会社)/御徒町(会社の別部署)→池袋(劇場)→渋谷→自宅 山の手線でグルリと一周。 オメデトウ♪)「夢ノかたち」 第二部「緑の指」 2006/10/5 19・30〜 シアターグリーン/…

「書く女」のゲネを観た

2006/10/1 夕方 SePTというわけで、師匠にくっついて公開ゲネプロを拝見しました。 だから悪口は書けません。 いえいえ、端正な、いいオ芝居でしたので、もともと悪口ナンテないんですが。寺島しのぶさん、ステキですねえ。 昔、エレクトラを観ておおおおっ…

「エゴイスト」 個別講評

昨日日曜日、ワークショップの個別講評があった。 場所は三茶のパスタやさんのテーブル。 不届きにも飲み物だけを頼んで。いえね、少し落ち着いたら何か食べようとか言っていたんだけれど、3時間近く話が途切れず(1回トイレ休憩あり)、最初のオーダーのみ…

JC=S ロンドン公演を聴く

前の項だかで、MDでミュージカルの公演を録音するなんて?とかってホザきましたが、……このたび購入されたMDくんの初仕事は、うんっと過去のミュージカルの、こっそり録音の再生だったのでした。 笑笑っ。 舌、乾いちゃったもん。91/09/28、ドミニオンシアタ…

こんな夢を見た/ミワ編

寝たいだけ寝よう……と、夕べから13時間ちょっとベッドの中。朝の7時頃からは、夢を見ては目覚め、の繰り返しで。最後にスペシャルな夢を見た。いろんなわけのわからないシチュエーション(夢ですから)を経て、薄暗く古びたバーに何故かフジワラタツヤく…

「エゴイスト」について

リーディングの日が決定。キャストについては、師匠の胸の中。 主人公の青磁(せいじ)はワークショップ・メンバーの中にいるやや年嵩の役者さんのうち、どっちがいい?とか訊かれる。 役者さんとしては、どちらもお気に入り♪ Aさんは端正な正統派で、役に近…

リーディング「言えない男」

(美容院から、ただいま。 部分ストパも入れて2時間半かかった。 体力派のアシストくんが念入りにマッサージしてくれたので、首・肩がほぐれて少しぼやーっとしてます。 エクステ、秋色にしました。 これから会う人、お楽しみに)昨日の劇作ワークショップ…

「プライベート・ライブス」を観た

2006.9.9 14・00〜 青山円形劇場お芝居っていいなあ、帰り道、何度も思った。 大口あけて、涙をびしょびしょに流して、笑いっぱなしだった。 それも上質な笑い。 妥協のない仕事場に、同席させていただいた快感とても言おうか。 欠点だらけの人間への深い愛…

「群青の空に鳴け、手負いの雌鳥」を観た

2006.9.3. 14・00〜 麻布 die pratze /青果鹿劇作家さんと出演されてる役者さん3人と、劇作のワークショップでご一緒しているご縁なのですが、いいなあ、こういう戯曲。 わたしも書きたい。 最後のほう、特にすごくて、ぞくぞくしました。 男たちって、破…

日常に戻る

8月が終わろうとしている。 日差しのドギツサが薄れてきた。思いがけずに意識と生活を振り回された舞台も、ラクを向かえた。 (お疲れ様です)気がつくと、時間だけが過ぎている。 夏は苦手で、いつも以上に、たいしたことが出来ないはずの自分のペースも忘…

虹の彼方に

「ねえ、心に残る歌って、あります? 普通は……」うん、あるよ。黙 黙 黙 黙 黙 (不思議な間)もしかしたら、話の続きを待ってる?「はいっ」すごく古いミュージカル映画で『オズの魔法使い』ってのがあってね、その中に『虹の彼方に』、『オーバー・ザ・レ…

少年犯罪関連 を読んだ

劇作のテーマめがけて本を読む。□14階段 /新潟少女監禁事件のルポ貸してくれたkunちゃんが、ライターの年齢を差し引いて読んでね、と。若いこともあるし、たぶんこの本で賞取りを目指しているのと、テーマが微妙な問題なのとで、必要以上に正論と姿勢を振り…

価値観

おもしろい本を読めば、薦めたくなる。幸せのおすそ分けみたいな気持ちで、薦めてきた。ところが、ホントに人というのは、さまざまで。「シャドーダイバー」潜水夫が沈没船を探索するノンフィクション。どきどきして読み終わるまで、お尻と椅子が離れなかっ…

リアリティ

お話を編むということは、何もないゼロから、いかに自分が伝えたいことをうまい具合にひとつの形として表現するかということだと思うけれど、では何をベースにして立ち上げていくかというと、結局、自分の日常のあれこれの寄せ集めなのだと思う。だが、ひと…

移りゆく 感性

困ったことになった……(のかな)……「バッテリー」という、ベストセラーのシリーズの最新文庫本である「?」を貸してもらった。今までの4冊、すっごくわくわくして、それはおもしろく読んでたのに。……うそ臭い……素直に読めない自分が、イヤだ。イヤだが、これ…

「正しい海賊の作り方」を観た

起きると、まぶしい夏の日差し! イタリアの日差しも、きっとこんなだと思い込む。ただし空気は乾いてるの。そして……って、イタリア、行ったことないんですけれどね。気分は最高、なのだが、膝がたよりない。肩が重い。風邪ひいたのかなと思っても、絶対に熱…

神戸連続児童殺傷事件 関連 を読んだ 2

アマゾンで本を選んでいると、関連書の紹介が並ぶでしょ。それだけを頼りに、なんとなく一抱えの本を買い、なんとなくの順番で読んだのだが、かなり正解の選択と流れだった気がする。(以下、読んだ順番に)□「少年A」この子を生んで…… /犯人の両親の手記 …

「Antique 〜時をとめた少女達〜」を観た

2006/8/4 サンモールスタジオ /Pretty Pink PrincessP.P.P.という劇団名、そのもののキュートでファンタジーな舞台なのでした。だいたいちらしが、タイトルより劇団名の字の方がデカい。これは作品がどうこう以前に、たぶん、「プリティ・ピンク・プリンセ…

神戸連続児童殺傷事件 関連 を読んだ 1

劇作の資料として、少年犯罪をひとつ選んだ。少し前、友人と交わしたのは、最近の犯人の感覚はもう、ホントウに何を考えているかわからないね、と。サカキバラあたりなら、まだ理解の範疇だったのにね、と。だったら、犯罪心理の入り口は、サカキバラかな? …