あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

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劇作の資料として、少年犯罪をひとつ選んだ。

少し前、友人と交わしたのは、最近の犯人の感覚はもう、ホントウに何を考えているかわからないね、と。サカキバラあたりなら、まだ理解の範疇だったのにね、と。だったら、犯罪心理の入り口は、サカキバラかな? と。

正直に書こう。あの犯人は、皮膚1枚の差で、自分とどこか似ている気がする。起こした犯罪の内容は理解を超えるけれど、普段の生活や対人関係は全然違うけれど、起こすまでの心理とかが、……なんとなく、なんとなく数本の理解の糸で、自分とつながっている気がする。

ではいつか、自分もあんな犯罪を犯すのか?といった恐怖は、全然ない。わたしはかれが得られなかったものを、得られた。たぶん。

ただ今回、本を読みつないでいくうちに、少しだけ思い出し、追い詰められて、社会や生きていくことにウンザリする自分と、久しぶりに遭遇し、もてあました。妙な夢もみちゃうし。

もうひとつ怖いのは、わたしと同じ印象を持つ人は、告白できないだけで結構いるのではないかということ。いろいろと大声で意見している人たちは、たぶん、まるで同調を感じなかった人たち。(あなたは、どう?)

この稿、続きます。(マジめなことに書くためには、仕事帰りはくたくた過ぎる)