あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

「エゴイスト」 リーディング

昨日、ワークショップで、プロの役者さんたちに自作をリーディングしていただきました。 

感想? 「よく覚えてない……」

当日の朝、それはもう、どきどき。 自分はこんなに自意識が高かったのかと、苦笑いもひきつる。 ため息ついたり何度もトイレに行ったり。
ワークショップの帰り道、朱鷺子役のhinaさんに、「読んでる間、ずっと緊張してて疲れたんじゃない?」と心配されました。 えへへ〜。 

ほんとに。 読んでもらっている間、意識が張り詰めて、愉しむどころじゃなく。
これじゃ、ひと言ひと言のニュアンスのチェックはできても、全体の感じが掴めないなぁとは思うものの、そんな余裕はなく。 
へえ、ここはうまくいった。 わぁ、下手なことしちゃった。 ああ、この書き方じゃだめじゃん。 だめだ、この台詞、全然立ち上がってこない。 ああ…………。 うあああああ……。 

そのあと数人で少し飲んで、自宅に帰るなりベッドに倒れて、12時間、寝ました……。

それでもうれしい。 まだまだ勉強する余地がいっぱいあるけど、わたしはこの方向に進んでもいいのかなって思えたこと。  

役者さんはすごいです。 つくづくすごい。
機械的に並ぶ文字の羅列が、生理的で感情的なうねりになるわけですよ。
この台詞が、そこまで意味を持つのか。 
掛け合いが、詩的な空気になりかかっている。
重たい空気が、張り詰める……。
一番うれしかったのは、女優さんたちに、演じることを楽しめたわと言っていただけたこと。 
観客ともだけれど、その前に、役者さん(とスタッフ)とのコミュニュケーションとして芝居を書くことを勉強したいです。

「エゴイスト」というタイトルは、あっているのか?という意見は半々でした。
次の書き直しは、少し寝かせておいてからのほうがいいかもね、と師匠。

みなさま、ありがとうございました & お疲れ様でした!

 

コロスのエチュード、というものを少し体験しました。
moyuとわたし以外は、役者(または経験者)。 
体験とかいうより、よくわからないままに終わってしまい、あとになってから思い出しながら、なんとなく理解してる、つもりに。
だって自分がどう動こうとか考えるのが精一杯で、他の人の動きなんて、意識を払っていられないもの。