困ったことになった……(のかな)……
「バッテリー」という、ベストセラーのシリーズの最新文庫本である「?」を貸してもらった。今までの4冊、すっごくわくわくして、それはおもしろく読んでたのに。
……うそ臭い……
素直に読めない自分が、イヤだ。イヤだが、これが事実。事実だか、哀しい。
初期の頃より作家も書きなれてしまった感はあるものの、作風も世界観も何も変わってはいない。 はい、変わったのは……、わたしの感性の方です。 最近、10年前の14歳とその周辺のノンフィクションを読んで、考えてしまったので。 よいこのための(よい大人が、自分は子どもたちを理解していると安心するための)おはなしが、素直にわたしの中に落ちてこなくなってしまった。
これは、イイこと? コマッタこと?
その本との出会いのタイミングというのは確かにあり、今、この時点でこの本を読めてよかったなぁということは多いが、今回のパターンは初めてだ
何が哀しいって、今まで楽しく読むために無意識に脇によせていた作品の欠点が、立ち上がってきてしまうこと。 ため息をついて、今みたいに一旦本を閉じてしまう。 (リセットして、楽しく先を読みたいじゃない)
舞台にしろ本にしろ映像にしろ、昔はわたしは感想を述べることに容赦がなかった。 だがだんだん、悪いところをあげつらうよりも、いいところを感動する自分でいるほうが、自分の感性/作品にいい反映ができるように感じ始めた。
ああ、そう。
体調のこともあるのかな。ずいぶん復活したものの、まだ本調子ではなくピリピリ・トゲトゲした部分が残っているせいもあるのかな。
ふうううう。 さて、続きを読もうか。