あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

目の中が、

数ヶ月前、ゴーギャンゴッホのことを考え続けていた頃。
 
高速バスから見える風景がことごとく、
印象派風というか、
中期のゴーギャンタッチとかゴッホのタッチとかに変換されて見えていた。
 
あのへんの風景をこんな色や質感やボリュームに置き換えるんだろうな、みたいに。
牧歌的な詩情をあえて不器用に崩して構成して。
 
今のわたしたちからするとそれは、古臭いありきたりなスタイルだけれど、
当時のかれらには、
新しくておしゃれでわくわくする手法だったんだろうな、と。
 
一緒にわくわく感も感じとろうとしてみたりする。
若々しい感性や苦悩がわかるようになった気になれる。
 
楽しいというより奇妙。
先日同じ風景を眺めながらそのことを思い出した。今はそんな変換はない。
 
 
 
が。
 
この数日は、日常目にするオブジェがことごとく、
ペーパークラフトふうに、
シンプルなものの形とレリーフな影が魅力的に強調されて見えている。
 
世の中には、キレイな形とレイアウトがいっぱいある。
どんなものも絵になる。
 
 
 
今のわたしの目を通してみれば、ね。