あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

履歴書

ひょんなことから提出を求められ、昨夜は十年ぶりくらいに履歴書を書いた。

 

作業としては最終離職後の書き直しで、既成フォーマットを基にしたエクセルのオリジナル。先立つ面談のときの会話から、そうだよなあと西暦に書きなおす。就職目的ではないので、あれこれな活動もありのままに。

 

読み直して、ずいぶん自分らしいなと感じ、ちょっとうれしい。就職用に履歴書を書いていたころは、世間のフォーマットに当てはめた自分はこんなに狭くあいまいなのか?と首をかしげていた。これがわたし? うーん、わたしなんだろうけど???みたいな。

 

つまり今回は、十年前のわたしに「震災後のわたし」が書き加えられたわけだ。ミュージカル劇作、ボランティア、ワークショップ運営など。

ちょっと泣けた。この六年間わたしはこんなにも、わたしとして生きていたのか。知らなかったよ。

 

 

だいじょうぶ。もう少し頑張れるよ、自分。

 

 

そして春以降の新しいことにつながるのかは、まだわからない。

 

アルマジロにお腹立ち

帰路。買い物でスーパーに足を踏み入れたとたん。

 

くそぉ! やけ食いしてやるぅぅ!

 

との考えが浮かび、はじめて自分がものすごく腹を立ていたことに気づいた。(毎度のことだがトロいですw)

で。自分で「やけ食いしてやるぅ」という言い回しに、えー? なんでやけ食いすることが、相手へのハライセになるわけ??とセルフ突っ込みしてたりして。

まあ、この時点でいくぶん気分はスッとしているわけだが。

 

そしてお安いオンナなので、アイスクリームとポテトチップスでやけ食いの準備はできてしまう。

 

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↑↑ 抹茶のアイスとあずきのアイスと杏仁豆腐。

一匙ずつすくって口に運べば、しあわせな気持ちになって思わずふわぁと笑いだすのだった。

 

いかんいかん。こんなことで自分の怒りをごまかしてはっ!

 

でも。 ほぁぁぁ。 おいしいって、    し あ わ せ~♪

 

 

 

心の窓を閉ざして歌われると、

すごいなぁとは思うけどわたしの心はつかまれないのだわ。

 

 

トーキング・オールナイト

貸してたミシンを返しに友人が来るので、レモンのカップケーキを焼いた。簡単な割に評判の良い、今まで失敗したことのないレシピである。

が、

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でろでろとあふれてきた?? なんで? どうしてこーなるっ???

いつもと違うのは、紙カップで。一回使ってみたらスプーンがないと食べにくいと気づき、今後差し入れには使えないなと判明。なので自宅のおもてなし用にと使ったのに。

 

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ううっ。
居直って、溶岩ケーキと命名。仲良しの若い友人には大笑いして食べてもらうしかない。ぱくぱくと食べてもらいました。

 

あと、鍋と、もう一品をつくってね。

デザートは友人が持ってきてくれたイチゴとコーヒー。ふぅ満足。

 

 

んでね。わははは。

友人がきたの、夕方の六時半頃で。帰ったのは朝の七時でした。わははは~

女子高生のごとく、ぐだぐだぐだと起きてずうっとしゃべってましたよ。もうね、ふだん人には話さないようなことまでね、お互いに。

三十歳以上年下の友人なんだが、
まあだから逆に、わたしの中のピュアをちょっとさらけ出せたのかもしれない。

 

外が明るくなって、さすがにわたしの「眠い~」でお開きとなりましたとさ。

 

 

そのまま昼過まで寝た。
しまった。でかける予定があったのに。ごめんね、結果的にキャンセルしちゃったよ。

『The Eternal Symphony 2nd Mov.』

(タイトルを打ちながら思った余計なお世話なんだけれど・・・・・・「何を見に行ったの?」「これ」と一言で説明できないのは、もったいない気がする)

 

おそらく、2020パラリンピックに向けたパフォーマンスだと思われます。このまま膨らませれば開会式のショウにつながりそうだよ。

 

2/11(土)
開次さんが演出・振付・出演されるというので行ったのはコチラ。

www.slowlabel.info

 

(ちなみにこの日はメトロが止まりましてね。大回りするはめになりました。大汗)

 

会場は写真の左奥にあるドームです。屋根のついてるスプリント?スペース。

おしゃれだが、ほとんど吹き抜け。

(前日、開次さんの事務局から、んっとに寒いです。自販機ありません。トイレ少ないですとアナウンスメールがありました)

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(ね。つくりかけの道路かなんかが、いかにも話題な豊洲っぽくない?)

 

市民グルーブの活動に開次さんがお手伝いしたという感じなのかしら。

プロとアマ、幼児も障害も、幅広いボーダーレスなパフォーマーたち。個性的な衣裳をまとわせると逆に個人の個性は打ち消されるみたいというか、

すべての人たちがフラットな存在になるのね。

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ショウの最後には大きな花が咲きましたよ。

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飛び込み参加風の子どもたちまで、演出としてちゃんと仕込んでいる。わははは。

 

 

印象的だったのは、

踊るのに途中で疲れてしまったコたち(たぶん障害児さん?の正直)に、開次さんが踊りながら、振付のように瞬間、その顔を覗き込み、笑顔を引き出して、踊り通させていたこと。肩に手を置いて合図したり、幼児にはやさしく囁いていたり、

やわらかく、こっそりと誘導してるともいうが、

踊りバカ(失礼)は、ある意味、容赦ないわけでwww

でもね。自分ができることの、もう少し先までを引き出してもらえたことは、そのコの人生に関わる、とても大切な自信につながると思うのよ。

 

開次さんご自身も、普通の人たちをダンサー並みの空間やリズムのふくらみに連れていき、魅せさせる挑戦だったと思うし。

で、開次さんの振付の中では、素人さんたちが、プロと同等の輝きや表情を開花させてたのでした。

見物も、パフォーマンスにちょっと巻き込まれましたよ。もちろん。

 

実は観覧の途中、わたしはマジ泣きそうになったのね。
未来はこんなふうに、あらゆる人たちが、平等でのびのびと自分を発揮できて、無邪気に笑顔で交流できたらステキだよなあ。

 

 

観覧後は投げ銭二千円で、こんな双葉のお土産をもらいましたよ。

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帰ってきた玄関の鏡で、写真撮りました。そうだよ。ショルダーに絡ませたこのまま、電車で帰ってきたんだよ!

 

 

 

ぼんやりと ざわざわ

帰り道。皇居のぐるりを歩いていたら、かなり熱心に雪が降ってきた。

めったにないその風景に、

傘をさそうとか、写メしてSNSに投稿しようとか、
まるで思いつかない自分だったなとあとから気づく。

ざわざわする想いを胸に、ずんずん歩く。

雪を顔に受けながら、並木の膨らんだ芽を見上げてて、ありゃ、道を間違えた。

 

 

行きだってね。

日比谷の劇場に向かうはずが、無意識に有楽町のを目指してて、
げげ。
永田町のホームで気づき、えーと目的地は有楽町と桜田門の間だよなと、えーとえーと、えいっと手前の桜田門駅で降りたら、

うん。結局、がしがし余計に歩くはめになったと思うよ。

 

劇場には息を切らしてぎりぎりで滑りこみ、

ひと汗かいたせいか、朝からぐずぐずしてた鼻風邪が治った、みたいで。

 

ミュージカルの名曲をコレクションした舞台は、懐かしさと新しさがせめぎあう感動で、ほんとにステキで、

大好きな曲をああこの人以外はありえないと聴かせてもらったり、

ああこの人がこの曲をこのパートを歌うすばらしさとか、

(開いた口がふさがらず、大笑いした曲☆もあったわね~)

  

あ。選曲の枠を取っ払ったのはよかったですね。バリエーションが出ましたよね。

 

 

 

日本語で昔、歌いこんだ曲を英語で歌うとき、気持ちの組み立てに添って、だけど同じ箇所でのブレスはきびしいのかな、とか。

そっか。音符の上に英語だと音がたくさん乗るから、吐く息が足りなくなったりするのかな。

みたいな分析を、

こみあげる、ここでは言い表せないさまざまな感動に、ざわざわと祈るような気持ちで涙しながら涙しながら、聴きながら。

もう一方ではね。
年取るってこういうことだわ。感情と冷静を気持ちの中で同時に処理できるの。

 

いろんないろんないろんないろんな!言いたいことも、

まあ、そのうちで、いいかな。

 

とかね。

 

 

雪の皇居の周りを歩きながら、息を吐き散らしながら、

わたしは浄化されていた。

 

みなさんの歌のチカラで。

ありがとうございます。

 

 

 

そんで!

あのミュージカル! 全編で観たいですね! あれですよ! あとあれも!

 

それから、
興行とキャスティングについても考えさせられましたよ。

この人が歌うこの役、こんなにステキじゃん。観たいじゃん。でも役は回ってこないのね? 集客? 事務所のチカラ? えー。

みたいな。

 

 

風邪は、家に帰ったら復活しました。

まずいなあ。
今日、遊びに行くイベントは豊洲でかなり寒い場所らしいです。