あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

to R mansion 『The Wonderful Parade』

今年の初観劇は大道芸で知った to R Mansion のステージ作品から。(←トゥアールマンションと読みます)

 

そして世田谷区芸術アワード受賞記念公演です!!! おめでとうおめでとう!!!

日本では他に類のない魅惑のショー。

「闇の演劇テアトルノワール」を使った衝撃。

そして思いやりと愛に縁どられている。←ここが肝心!

再演になるのでしょうけれど、とっても素敵に、、、進化なんてものじゃない。完成形にぐぐんっと飛びついた!という作品になっていました。 

 

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(劇場入口でこのお写真を撮ってるとき、ほかの方とチョット感じのいいやりとりがあって。toRのお客さまってみんなみんなステキだなぁと思う)

 

(そして予約受付ではアクシデント。予約リストにわたしの名まえがな~い。返信メールの文面を見せて無事にいれてもらい、チャッカリいいお席で見せていただきました。わたしのチェックの甘さも原因の一つだけれど、神さまが、この時間ここで、これを見てらっしゃい!としてくださった?としておこう☆ ありがとうございました&ごめんなさぁい☆)

 

そして半年ぶりくらいに拝見したと思うのだけれど、はなびちゃんとかよちゃんとまるちゃんが、滑らかに研がれて、ふわぁと別の次元の顔つきになってた、と思いましたよ。何と出会ったんだろう? 今までもプロだったけど、一流のプロの風格といえばいいのか?

前説で、まるちゃんがぴえろちゃんと呼ばれる役で出てくるんだけれど、ちょんっと膝折っておじぎしたとき、ヨーロッパの哀愁を漂わせていてね。そっか。マイムとかクラウニングってのは技術手段のひとつで、そのものを見せるのが目的ではないのね、と感じました。(メモメモ)

 

 

さて。今までズットtoRの劇場公演を見るたびに、あれこれが、ちょっと足りないもう少し足りないと感じていたのですが、

今回はすごかった! すてきだった! 大好きだよ~! な完成度。すごいなあ。

この公演のために集まったメンバーの方々もみんなステキで、このままひとつの劇団になっちゃえばいいのに!というチームワークと美意識。(でもそれぞれが、かけがえのないホームグラウンドをもってらっしゃるの。残念)

 

 

作品そのものも、より練りこまれて。ストーリーや笑いや哀しみが際立ってきていました。が、

シアタートラムという宝石のような劇場が、ぐんっと質の底をあげてたような気がする。

音楽がシーンによって、まるで生演奏の音質と立体感で聞こえたり、天井から降ってきたり。照明が、や、これはもともと照明の技術の結晶である作品だけど、それ以外での照明の工夫も美しくて。

(やっぱトラム。大好きだわ~。ここでtoRを観られて幸せだわ~)

 

 

終演後はおなじみのがちゃ!

二回列に並んで、主人公のふたりをゲット!

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今回はまるちゃんハズしたか?と一瞬思ったけど、アリさんの複数の手の中の。あの表情はまるちゃんかなぁと感じたことを思い出して。

えっとぉ。今回もささやかに、まるちゃんゲット!としておこう。(あー真相とか言わなくていいからっ!)