あとりえあげん

影絵師・劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事・三茶de大道芸ボランティア/三軒茶屋と八ヶ岳南麓の二拠点生活

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

影絵と出会う その5

影絵を上演する際に、

ごめんなさい~台本とか絶対覚えられませんから~とスラックに書き込んだわたしに気を遣ってくださったのか、

もともとの予定なのかはわかりませんが、

 

川村さんの構成・演出は、

大きなストーリーをつくり、各シーンの着地点だけ決めて、

川村さんの[カエルのヤマダ]とのフリートーク!という形をとってくれました。

 

 

さすがに会話なら、できる。

初対面同士が出会って、自己紹介して、池袋の話をして、カエルのヤマダの質問に答える。

あ、わたしの趣味として、全力で、会話の予定調和を崩しました。

 

これが、ウケた。

 

わたしだけでなく、みんなの会話も基本、カエルのヤマダを戸惑わせる方向で、

カエルのヤマダがええっ?となるたびに、客席は笑う。

 

みんな、スラスラというよりは、朴訥な会話なんだが?

 

それなのに、

それだから?

「言葉が客席に届いて」、お客の心を揺さぶっていた。みなさんが楽しんでくださった。

 

おお。

 

過去、創ったミュージカルの、客席からじわじわくる感動の揺らぎとか、息をのむ緊張感とかとは、質が違う。

なんなんだ?

この客席の満ち足りたリラックス感はなんだろう。

 

 

あ。みんながカエルのヤマダと川村さんが大好きだから、というのは確かだな。

 

 

 

 

で。

こういう芝居って、描けるのか? あれ???

 

 

劇作家として、

いいのか? これに感動していいのか? 

アドリブ至上主義を目指しちゃったら、今後自分は何を描く?

 

だってそれは。

建築家が、設計図を引かない方がステキな家が建つねって、言うようなものだよ。

あれ?

 

 

 

 

というわけで、

今のわたしは大きな課題を抱えることになりました。

 

 

あの空気感を内包できる戯曲の書き方を考える。

 

 

最終目標は、大昔に書いてそのままになっている『春酔いの島』を影絵で創る。

(ブログをひっくり返したら、2006年だって)

 

『春酔いの島』は古事記をベースに降ってわいた戯曲で、

そこで描くべき「日本人の本質」を探して、わたしはずっと神社や縄文文化をひっかきまわしてるわけだが、

 

いきなりは無理なので、

 

 

自分の中でまず、短編童話を影絵にする。としたら、どうする?

 

キャラデザインは、

今回の受講生で、影絵作家をめざしてる20歳のゆーやくんっぽいのが、めちゃかっこいいんだが、その方向でできるのか?

 

背景は、小道具はどう処理する?

 

そのためには、どんな童話を選べばいい? トルストイ小川未明あたりか?

本、読まなくちゃ。

 

 

そして。影絵のキャラは基本、横を向いてて、客席に視線を投げられない。わけで。

発する言葉は、スクリーンの向こうからで、直に客席にぶつからない。

それで、たとえば人生を、強く語れるのだろか。

わからないわね。

 

 

 

どう考えても、たかが6回のワークショップに参加しただけで、見る夢ではないw

でも見てしまったよ。

 

 

 

とりあえず。とりあえず。

童話のワンシーンを選んで、一枚の絵を作ろう。

 

そこからだな。

 

 

 

アドバイス、アイディア、あったら教えてくだされ~

 

(このシリーズ、おしまい)