キャンパスを通り抜けるたびに気になっていた建物に、入ってみました。
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UMUTオープンラボ——太陽系から人類へ 東京大学総合研究博物館
入ってすぐに、エラク面食らう。
脈絡のないいろいろが、説明文もなく重なり並んでいましてね。土器、蝶の標本、植物の種、黄金の装身具、動物の脳、民族的な木製農具、人体模型、貝殻、鉱物などなどなど。
こぶりな縄文土器の横にあるのは、どうみても南太平洋かどっか?のデザインだが、ええー?日本からもこんな土器が出土してるってことーー?? と振り返ったら、係員の方とにこにこ視線が合ったので、尋ねてみたら。
ちらしを渡され、リストから一緒に探してくださいました。あーアンデス産ね。納得。
そっか。
コレクションからピックアップした珍品が並ぶショーウィンドウなのね。
隣にあるものと関連付けて見ちゃいけないんだわ。
その先のフロアも。決まったテーマのない、説明も最小限な、ほんとに「博物」館でした。次々と、へーほーなものが並んでいて。
水槽のようなガラス壁の向こうは現役の研究室のようで。
大学の膨大なコレクションの引き出しのいくつかをのぞかせてくれるような感じ。北海道産の馬の剥製のでかさや、ネアンデルタール人の頭蓋骨のでかさにびっくりしたり。えーと、この先に進んでもいいのかな?とおそるおそるずいずいと建物の奥に迷い込んだり。
わー隕石のカケラ? って、あまりにカケラすぎて見えないし!
混沌と、希少なアレコレを眺めることで、脳の奥ではぱちぱちとなにか別のものが訴え始める。だんだんと自分の奥底が、むずむずみぞみぞしてくるのがわかる。好奇心という単純で透明な興奮。知的な気分。
一番興奮したのは、14C(たんそじゅうよん)の放射性炭素年代測定のプレゼン映像でした。誤差の修正とか専門的な話になると、まるでついていけなかったけど、
海流のベルトについてとか、日本付近の表層の海水が未来の数値を示していた(核実験の影響で)とか。
ああああ。すごいな地球!!! 海、すごいよ!!!
そして大学の研究室って、損得勘定なしで、地味地味の積み重ねで、そのぶん真理が奥深いよな。すごいぞ!!!
ところで、リンクを貼るために検索した該当サイトですが、
え? こんな特別展示やってたんですか??? と、またまた面食らいました。
わたしが今日、わくわくしたカケラもイメージできないし。