本日の戯曲セミナーの講師は演出家の栗山民也さん!
いつになく、ちょっと前寄りの席に座るわたし。
終日の稽古のあとで、しかも風邪薬を飲んだ直後ですと、少しぼうっとなされて登場。
大丈夫かな……。 具合悪そうだ。
事前に受講生の質問を集めて、それに回答という形での講義でした。
(みんな、質問用紙に自分の名まえを書いてたのね。 そうかあ、こういうときには書くものなのかあ。 後悔することしきり)
いや、でもね、回答っていってもね。
最初にらんさんの質問読んでから次々と話題が広がって、まずそのまま1時間10分、静かに熱く、話し倒されましたから。
休憩挟んで、そのあとも2名分。
内容が濃い……。
最後の方は、人間としてのあり方を問われたみたいな気分になって、涙ぐみそうだった。
そしてすごいのはね。
まあ、わたしは当然、「M.A」がらみの質問をいくつか書いたわけです。
もちろん、↑このような進行だったので、直接のお答えはいただけなかったわけなんだけれど。
話してくださった内容で、ほぼ、答えはいただけたの。
ああ、そういうことなんだなあ、みたいに。
そして、
講義の終わったあとに訊いたら、他の人も割とそうだったっていうのね。
これ、すごくない?
たぶん、エピソードを通して、ものごとや演劇の本質に近い部分を話してくださったのだと思う。
栗山さんご自身が、生きることに誠実でいらっしゃるんだと思う。
だからその周辺の疑問は、するすると解きほぐされてしまったんだろうなって。
マジックだ。
栗山さんと稽古場で時間を共有できるって、ホントうらやましい!と思うよ。