えー? 「まだ」読んでなかったの?と、アチコチから言われそうですが。
かなり昔から、まんが関係からも戯曲関係からも、読んどいたら?と言われてて。
なのにご縁がなくて。
というわけで、ようやく。
ただね。
最後のクライマックス、わたしの読み方がどこかでボタンを掛け違えちゃったのか、
――意味がわからなかった〜
唯一神を否定しながら、唯一神の目論見がお答えだったように読めてしまって、ここまでの全7巻の旅はなんだったの?って。
どなたか解説できたら、ヨロシク。
作品についての感想もありますが。それより発見!
わたしの中にある「まんが史の流れ(笑笑っ?)」の欠けていた部分が、この作品で埋まったのでした。
『イティハーサ』以降のまんがって言い方ができるんじゃないかな。作品そのものよりも、他のまんが家たちに与えたいろんな影響が、凄まじい? そう思ったんだよ。
『犬夜叉』や『ベルセルク』が出てきたとき、ちょっと唐突?と感じてたのが、
なるほど、その前にこの作品があったからなのね、と腑に落ちた。
もひとつ言うと、
『イティハーサ』の前に位置するのは、佐藤史生さんの作品群だと思うけれどね。
読みながら思い出して。なつかしいな、と調べてみたら、史生さん亡くなってらした。
――合掌。
ちなみに。
日本のポップカルチャーで「神」をテーマに語るとき。
スーパー・ファミコンの『真・女神転生 if』が大きな曲がり角でした。たぶん。
ロウ/秩序/平和と、カオス/混沌/破壊の戦いの中、
自分はどちらに組するか?と、ゲームの進行とともに選択を迫られて、それぞれ疑問を残した結末を向かえ、
あげくに、隠しエンディングとしてニュートラル(中庸)が人の道として用意されていたの。
(当時のファンは真面目に、何十時間とかかるゲームを3回こなしたわけですね)
オタク文化の洗礼を受けた者にはすでに、神も悪魔もひとつの偏りに過ぎない。
考えると、チョットすごくない?