2011/7/19/18:30 ‐ 帝国劇場
で。 さっき、月末のチケットをもう1枚、買ってしまいました。
悶々と考えていたら、妄想がいろいろと拡がって行き、いろいろといろいろと見届けなきゃ?という気になってしまい。 つい [E:moneybag] 〜〜[E:dash]
というわけで、今後もごめんなさいする他の舞台が多くなりますが、ごめんなさいね。
ほんとにね、みんなで見届けなきゃいけないと思うのよ。 今後のために。
もっとも。 以下は、わたしの今日1日の妄想ですから。
お気楽に読み飛ばしてくださいな。
[E:shine]
震災や不景気とかとは全く関係なく、
ミュージカルや演劇の集客が薄くなってから久しい、とは気づいていたけれど、
それについてちゃんと考えたり語ったりはしてきませんでした。
日本のミュージカル観客層の衰退原因は、なんとなく見当ついてはいるのだけれど、ね。
演じるほう創るほうの技術は上がってきているのに、皮肉だよね。
感じたのは、この東宝の『三銃士』の集客が、案外、今後の日本のミュージカル界の興亡を左右するかも?ということで。 大げさでなく。
この作品で、ミュージカルそのものの新規顧客を開拓できなかったら、今後は辛くなっていく一方ではないか、とか。
というわけでこの作品は、
観てくれたおとなたちが、「やべっ、これは子どもたちに見せとかなくちゃ!」と思うような仕上がりになってなきゃあ、いけません。
(念のために言いますが、オコチャマ向けの演技をしようよということではありませんよ。
オトナ向けの演技で子どもに惚れさせるのです)
そして、子どもたちという新規顧客のために、狙うのは、おとなたちの財布です。
しかも帝劇に、子ども料金はありませんからね。 ちょっとやそっとでは、あの金額を払ってまで子どもたちには見せてはくれないでしょう。
ただし、ここがクリアできれば、ご友人とか同僚とか、おとなの集客も期待できるようになるはずで。
サアこれ、『三銃士』って作品でなきゃあ、できないでしょ?
では、作品をどこに持って行けば、「やべっ、これは子どもたちに見せとかなくちゃ!」になるのか。
「一生懸命な汗」とか「仲良し」とかでは無理でしょうね。 なでしこが奇跡を起こしたばかりですもの。 (なでしこと言えば、あのチームワークは、たぶん陰の努力が起こした奇跡だよね、とか言ってると話が逸れるな)
「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために」で、いいんです。
口先でなく、体現してればね。
漢(と書いてオトコと読みます)の友情って、これかあ!って、伝われば。
男が漢に惚れるって、こういうことなんだね!って。
オンナ子どもが憧れるような世界が、ずっと一緒にいたいなあと思わせる空気が、展開すれば、ねえ。
ダルちゃん、ほんとに銃士隊や先輩たちに、胸焦がれてる?
三人の先輩たち、ダルちゃんの「うるうる」を、おとなの微笑みであしらってる?
男の友情って、本人のわからないところで黙ってさりげなくフォローしあってたりすることでないかと思うんだけど?
『シラノ』でいう、ガスコーニュ男の心意気?ってのは、ま、別のお話のことだものね。 関係ないわね。
ナンテことは、絶対に絶対に、感じさせない世界。
で、そのへんがクリアになってくると、ようやく、
枢機卿の「我が心は氷ではなく――」とかって歌が、具体的な孤独を宿すはずで、
(ほんとか? だから、妄想だってば!)
二幕中ほどの、アンヌとルイの芝居の仕上がりを見ていたら、
想いを募らせること、交わすこと、すれ違うこととかを、どうすれば客席に届けられるか、よいお手本だと思うんだけど、どうなんでしょうね。
真似をしろっていうんではなくて、ならばご自分は、どうするかってことで。
相手を、劇場空間を、客席を。 感心してもらうんじゃなくて、動かしてほしいなあ、とか。
烈風ではなく、陽だまりで。
『ワンピース』のルフィみたいに、一言だけ叫ぶ!ってのも、キマるけどね。
はいはい。 わたしの趣味と言われれば、それまでですが。
一番、このままでいいんですか?と思うのは、
あの静かな幕切れはとてもステキなんだけれど。 好きなんだけれど。
そのあとの持って行き方。 席を立つとき、フラストレーションが残りませんか?と。
劇場全部の一体感が、ないけど、いいのかな〜 (せっかくのこの作品で!)
『TDV』は、完璧にあそこで、リピーターを作ったんだよね〜
あと、
音響操作さん、まだまだ試行錯誤中? なら、黙ってるわね、とか、
とか、とか、とか、とか、 、 、 、 、 、
たぶん、とてもきびしい環境の中での稽古。
これから、これから、これからと、わかってらっしゃるのは、ご本人たちだわよね。
わかってるから、黙っててよ。 うんうん、そうだよね。
これからもっと、遊び倒すんだよね。 そこにいる自分を楽しむんだよね。
(枢機卿、いつにない役で楽しんでるよねえぇぇ)
(ポルトスさん、かっこいいデブってキャラは得がたいので、どうか痩せないでくださいね)
(1番わたし好みな歌は、アトスさんの『クリスタルの天使』です)
(枢機卿の『我を信じよ!』のとき、思わず「ジュリー!」ではなく
「○○○〜!(人前では絶対に呼べない呼び方)」と叫びたくなったが、――どうしよう?)
殺陣については、も一度見てから書きます。 舞台の集団抗争は難しい。 くれぐれも、お怪我なさいませんように。