あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

放射能の数字と 匂いと お金と

まず。 今日、聞いたお話。 
わたしに正しくカガクが語れるわけがないから、ぼんやりとしたことしか書けないけれど。

放射能がわたしたちのからだに影響を及ぼす数字として、いろいろと言われていますが。
あれは実験結果の分析ではなく、「統計学」から来る予想でしかないんだそうです。

統計学と言えば、一番身近なところで、血液型占い?)

被曝したから癌になったのか、被曝しなくても癌になったのか(どんな人間の体内にも癌細胞は内在しています。発症しないだけ)の区別はつかないし。

どんな日常でもいろんな形で放射能を浴びてる中で、
被曝量そのものも正確に測定できないのに。

何を持って、正確な数字と言えるのか? 
どこにボーダーを引けるというのか、

頭の痛いトコロらしい。

 

あ、いや。 だから安心だとか危ないとかじゃなくて、

施政にあわせた数字を、無理矢理に提出させられてるんだとはおっしゃらなかったけれど。

うん、学者さんの愚痴、だね。
人間の科学力なんて、思い上がるな、その程度だとわきまえろって。

 

 

これは先日、聞いたお話。

被災地に行っていない人間は、「現地の匂い」をイメージできないけれど。
あの風景と一緒に、海やヘドロや火事跡の匂いが混在していること。

津波の被害にあわれたご遺体の口を開けると、
真っ黒なヘドロが喉一杯に詰まっていて、ぷんと匂った、と。
つまりね、溺死ではなくてね。 どんなに苦しかっただろうか、と。

 

そのあとわたしがイメージしてしまったのは、
ご家族を捜して、何日も安置所を巡って一体ずつご遺体を見て廻ったという方が、
乾いた頬で、足を引きずりながら、
では毎日、向き合っていらしたのって?

 

 

原発の処理をするロボットが、全部、外国からの借り物だったのは、
日本では(10年前だっけ?に)予算を削られて、開発がストップしてたから、だとか。

環境学の分野では、今回の津波と同じ規模の被害が千数百年前にもあったことを解析できていたのに、誰にも相手にしてもらえずに、
地震の規模や頻度とリンクした研究に繋がらず、
今回の予知や予防の役に立てなかったのだと。

 

日本はね、

ホントにもう。
国として、どこにお金を使わなきゃいけないか、
根本から考え直さないとダメなんじゃないのかな?