(半ば、自分の覚書?)
今回の『W★赤ずきんちゃん』の場合、まず台本の中に曲の挿入位置と歌詞をいれて何人かに戯曲としてチェックしてもらい、そのカタチで作曲家に渡しました。
作詞カードみたいなものは作りませんでした。 歌詞もあえて9割の出来にしておく意識です。
わたしの中で楽曲は、芝居の流れの中にある長ゼリフややりとりに曲が乗るというイメージ。
そしてその曲が、リプライズ/繰り返したり、違うキャラが歌ったりすることで、印象を積み重ね、訴え(?)に繋げていく。
とは言え、この歌詞を書く時点で、なんちゃってメロディにのせる気持ちで、リズムや世界観などは意識しています。
パスタ屋さんでの作曲家さんとのミーティング(初対面)では、
台本の流れに沿って、ひとつずつ、この曲は全体の中でこういう役割や志向をもたせたいと説明。
同時に、この歌詞は伝えたい意味内容にすぎず、曲先の意識で作ってくださいと伝える。(最終的には、かなり最初の歌詞に近いままで仕上げてくださいました)
作曲家の矢口理津子サンはエレクトーンの奏者だと伺っていましたが、わたしの意識分けではシンセに近い仕事内容で。 今どきのエレクトーンってオケサウンドに近いアレンジができてしまうのですね。 これはびっくり。
今回、この方と出会えてよかったなあと思うのは、言葉のスピードやイントネーションをちゃんと親しみやすいメロディに乗せられる作曲をしていただけたことでした。
これは重要!!
そして歌練を聴きながら、歌いづらそうな箇所を中心に書き換え。
演出家の美保サンが、事後修正について柔軟な姿勢でいてくれるので、ウレシイ。
仕上がってきた作品の中には、これはどうなの?という曲もありました。 クオリティというのではなく、解釈の問題や、全体の世界観とのバランスという意味で、です。
演出家を通して申し入れた変更は、修正もあれば、できませんというお返事もあり。(お忙しい方なのです)
じゃあ、今までにもらった曲(これだけでもスゴイ財産だと思う!)をどうやって使いまわして世界を構成するか?が、現在、美保サンとわたしがとっかかってる作業のひとつです。
素晴らしいのは、PCを使えば素人でも簡単な構成の作業くらいができるということですね。(深く突っ込まないように)
美保サンはといえば、このシーンにリズムをもたせるために何か軽いBGMが欲しいのだけれど、という箇所のピックアップをしてたのですが、その依頼もそろそろ難しくなってきたようで。
昨日のミュージカル講座に遅刻しそうになったのは、
ありものをうまく使えないかと、台本片手に間際まで、持ってる限りのCDを引っ張り出して聞き比べていたからで。 (流しながら、都度、台詞を音読する)
でも、矢口サンの音楽と子どもたちが作っている世界観とマッチする?となると、これがなかなか!!!
で、講座の中で、音楽のライトモチーフを繰り返す意味をレクチャーされると、
そうよね、やっぱり!!!
と、他所からひっぱってくるのはなし、構成で頑張る!と思い始めている。
あ。
墓穴。
ブログ書いてるときじゃないじゃん。 作業に戻ろう。
スゴスゴ ((((((([E:virgo]