あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『なにわバタフライN.V.』を観た

2010.2.28. 15:00〜 シアタートラム

ところで、こーいうのがわたしの理想的な観劇ライフのひとつです。
近所に買い物とかに出たついでに、ぶらりと劇場に寄って当日券を買い、
あらぁとか、ロビーで知ってる人に会って、軽くおしゃべり。
今日は美容院の帰りだったので、おなかが頼りなく、チケットを買ったあと、向かいのコンビニで水とお菓子を買って、ぶらぶらとその辺を歩きながら齧る。
チョコのついた唇を舐めながら、(心なしか入り口の係員さんにクスクスされながら)、
劇場に戻り、客席へ。

贅沢〜。

今日は、戸田恵子さんのひとり舞台。

これも贅沢。

戸田恵子さんと言えば、わたしと同じ誕生日で同じ血液型なのですが。
薔薇座時代に初めて拝見してからこっち、
ここが似てる!と思ったことが、みじんもありません。 占い師、出てきて説明しろぃ!

 

このテキストの原作は、昔むかし読んでるので。
あー、こういう風に構成・工夫をしたのかという感心と。
関西人、特に昔の芸人さんが持つ、ねっとりした(いやらしい)色気とか人情とかを、関東人にはなぞるの難しいよねえというむずむず感と。

舞台をすっごく楽しんだし、すごいなぁとも思うんだけど。
しかもひとり舞台で。
でも、
原作者の持つ泥臭い絶叫と微笑とに比べてしまうと、どこかスタイリッシュで物足りないみたいな。

戸田さんの芝居も、端正で優等生で愛嬌があって、好きなんだけれど。
どっか、もっと、こわれてほしいなーと思ってしまう。

 

贅沢に慣れてしまったわたしの、我儘?