わたしが多摩美校友会の理事になったのは、出前アート大学の活動に参加したかったからだったはずなのに、初年度は別部署(グループ活動助成金)の配属で、
あれこれの結果、今年度はその両方の部署となり。
いよいよ、第53回出前アート大学の企画・運営に携わりましたよ!
出前アート史上初w、「大学」「地域」と連携しての鑑賞授業。あと「低予算」!
上野毛キャンパスの統合デザイン学科の卒業制作展を、近くの小学校の4年生約120人が鑑賞、グループに分かれて作品をつくった学生本人と対話する、という授業です。
あ、ブログタイトルが、その授業のキャッチタイトルですよ。
↑↑ 当日の服
昨今の小学生は基本、撮影NGなので(記録として撮ってるけれど、表にだせない!)、これで代用ね。便器も写ってるけどw
大勢の方々の熱く快い協力と、そういう方たちと出会えたことも含め、お天気も含め、たくさんの幸運に恵まれた素晴らしいイベントになりました。
来年度はぜひ、八王子キャンパスで!という別学部からのリクエストもいただきましたよ。この評価がすべてを語ってる気がするわ!
小学生たちに、異文化である美大生と出会って化学反応してもらうために、
12人の学生たちが、指定された時間に自分の作品横に立ち、質疑応答やパフォーマンスをしてくれました。居合わせたほかの学生たちもにこにこと対応してくれて(卒展実行委員長のわたなべくんの手腕もすばらしかったと思う!)、
「小学生たちと出会った」美大生たちにも、とてもいい経験となったようです。
(これ、もちろん企画意図のひとつですよ)
鑑賞するという行為を、どう子どもたちの内面に落とし込むか。担当理事で考えて、話し合った結果、選んだのは、ワークシートの記入方式です。
流れをつくった細かい項目に、少しずつ書きこむことで、短時間の中で、質問や感想の整理がつくことを目指しました。
偶然なんだけれど、3段階に用意した「ワークシート・ミッション」の内容が、
昨今の小学校の指導指針?だかの、「自主性」「対話」「深い思考」と完全一致してて、びっくりしました。
なのでブレることなく、授業内容の決定やほかの理事への説明を推し進められた!
やっぱり必然は、シンプルでゆらがないものなんだわ!!と感じました。
さて。その1日のためにと、数か月にわたり、試行錯誤を重ねた紙の束↓↓ (チョコの箱は側面をみせるために使っただけだから、気にしないでね~)
これから、これをもとに、今後のためのマニュアルを起こします。
(ちなみに、写真で見えるかわいらしい版面は、校友会事務局の女子がリ・デザインしてくれたものです。わたしのセンスではこーはいかない。汗っ!)
次の、卒制展の写真に続く。