(坂出市の続き)
もともとひとみんとは、三茶de大道芸のつながりに始まり、都内と福岡近辺で神社巡りもした仲で、なのでお祭りっぽい匂いがしたら、お互いに素通りできない。
人工土地に来る途中の横道のアーケードに、ちらりと見えた準備中のお神輿らしきものを、覗きにいく。
太鼓台というのだと(太鼓は櫓の下に埋まっています)、居合わせたおじさんやおにいさんに教えていただく。
↑↑ 内側に見えるの、たぶん階段?(上にも数人上るそうです) これを担ぎ上げるのか! 丸太だけでもスゴイ長いのに、どんくらい重いんだ?
(あとで入ったカフェで聞いたら、最近はご多分に漏れず、担ぎ手が足りずバイト代を出して集めるんだとか)
ちにみに、美少女ひとみんに、若いおにいさんはチョットしどろもどろ?だったかも?(微笑)
さて前の晩。
坂出にはついでに行くような場所、たとえば神社(←共通興味)かなんかある?とか言ってたら、スマホを見ていたひとみんが「人形館がありますよ。ちょっとコワイかな」と写真を見せてくれた。あ~シモンさんの人形じゃん。「あ、ほんとだ。四谷シモン人形館……」
わたしは、がばりっと起き上がって「うわああああ~っ!」ですよ。「そっかっ! ここかぁ!」わなわなわな。
ちょっと以前、横浜の展示会でシモンドールたちを観て、すっごくハマってた頃、四国にシモンさんのコレクション館があると知り、だけど四国なんてほぼ行かないし、行ったとしても坂出なんて他に何もない場所まで足を延ばすなんて絶対に絶対にありえないし、わたしの人生には縁がないのな~と120パーあきらめてた場所の、すぐ近くに!
明日は行くのかっ! ひとみん、ステキすぎだぜ! 行く行く行く行かせてください、そこぉ!
と、なりましたとさ。
太鼓台のあったアーケードは、行くほどに人けがなくなり。日曜だというのにシャッター通りに。
さて。人形館に行ったら、隣接も含めて4か所廻ってスタンプ集めるキャンペーン中ですよ~お得ですよ~ぜひ~ とのことで、
まずは讃岐醤油画資料館から。
お醤油で描かれた日本画風、洋画風(白絵具に混ぜてこんもり描いた作品)、いろいろ。
鎌田醤油さんの蔵元工場が隣接してました。
醤油画資料館も人形館も建物が登録有形文化財だそうで、ほかにも近くには郷土資料館やお庭が管理されてて、まとめて鎌田ミュージアムとしているようです。
鎌田醤油の初代社長が貴族院議員でらして(地方のお大尽ってヤツかな)、人形館(淡翁荘)はもともと皇族用の迎賓館だったとか。
あとでお写真載せるけど、それはそれは贅沢な建物。窓からは日本庭園が見えました。
そしてシモンドールのコレクションは、シモンさんの大スランプ時代の作品が多い気がします。買い上げることで、作家活動を支えられたのかなと、遙かな気持ちになりました。
すばらしいことに! 写真撮り放題~!!! うっは~っ!
自分でドアをあけて、その向こうにいる人形たちと個別に対面するという趣向。
↑↑ しばし、金庫の前にぺったりと座って、動けなかったよ~
↑↑ 大理石の暖炉。素材違いの組み木の床、ペルシャ絨毯。どんだけ贅沢。
↑↑ そこにシモンドール! もぅどんだけ贅沢!?
このコも下の写真のコも、展示会で観た時より穏やかで幸せそうな、表情をしてる気がする~
木枠の上の靴下が、なんとなく骨を連想させてイロっぼい。すみません。変態チックね。
↓↓ 町中で、すんごく懐かしいものも見たよ。(ひとみんに、永井豪ちゃんの騒動とかも含めて、説明しました)
そんで今回は、こーいう風景に反応する旅。
坂出の駅から見えたオブジェ。まさかの「うどん」? ええー?
(丸亀編につづきます)