あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

欠如

午前中の予定が、家を出る直前に延期になりました。
さて、では何をしようかと、コタツでうだうだなう。
このまま寝るのもステキ。
久しぶりに目覚ましで起きて、すぐ朝ごはんを食べて、ただいま頭が酸欠状態?です。
(あ、予定を飛ばした人、これ読んでもチットモ気になさらないでね〜)

 

自分には、人並みな平均的な感情が欠如しているというコンプレックス。
ん、とっくに受け入れていましたが、
まずね、他と少し違うことが哀しいという感情からが、欠如してるし。

ただそれがいろいろと具体的にどういうことなのか、どれくらいなのか
向き合ってみたいというのが、最近の興味、目標のひとつ。

 

おとといの夜。
台所で指を薄く切る。 右手の親指を舐めながら、左手でバンドエイドを持ち(よくあることなので、台所にも置いてあるのよ)、
そのとき、すぅっと自分の中に微かに通り過ぎた感情に気づき、戸惑う。

誰かにバンドエイドを突きつけて、「指切った〜」と言いながら、「危ないなぁ」とかナントカ言われながら、自分以外にバンドエイドの外装を破って欲しい自分がいる。

ん〜〜〜
自分で処理して。 その頃にはさっき通り過ぎた感情はサッパリとなくなっているのだが。

 

寂しさ。

 

って感情は、コレ???
そういえばわたし、今まで寂しいって感じたことがないかも。 え? ないか? と気づく。
少なくとも、覚えている範囲では、ない。 うーん、うーん。 ないわけないだろうに。

というショックと、ちゃんと向き合う。

他人様をよく「寂しいヤツだ」とバッサリ評するので、単語としては近しいのだがな。

 

 

若い友人らのブログだのつぶやきだのに、この数日、「怖い」という単語が頻出してた。
いいコトなんだと思う。 
高い理想をイメージしたとき、人が怖がるのは当然だし、真摯だし。

うん。
最近、怖いと思ったことはなんだろう? と考える。 ない、な。
思い出せないのかな。

 

恋人に対して、ときどき畏怖する。
恋人という相手にというより、かれという人間に対して、が正しい。
ときどきナンだが、ほんとにときどきだが、自分の中に絶壁のような緊張を感じる。
畏怖という感情は、尊敬に繋がる。 

んんんんん。
これは世に言うレンアイカンジョウとは、別物なのかな。 なんだろうな。
お相手には、
とても安心するとか、
和むとか、
空気みたいだからいいのとかって言うものな。

 

 

自分が、平均的な感情と、いかに離れているかを自覚したい気持ちの裏は、
自分にとっての当然が、他の人たちには???だという恐怖の裏は、
そうなの。 劇作と繋がっている。

だから苦痛ではなく、わくわく感が漂う。
あぅ。
だから、たぶん、これからがして。