2009.4.18 19・30〜 セッションハウス
チケットを見ながら、どこからどこまでがタイトルなんだろう???と迷ったけど、
とりあえず大文字を拾ってみました。
違っていたら、ごめんなさい。
劇場主催の若手4組によるダンスプログラム。
以前、キムさんのレクチャーで隣に座ったのっぽの青剣(ステキなことに本名!)が参加するというので。
客電が落ちる瞬間、あ、わたしは小劇場で無名のダンスを観るの初めてか? 大丈夫か?と心配が頭をよぎる。 青剣のダンスを観るのも初めてだ。
いえいえ。
4組とも、それぞれ楽しめました。
女性とふたりで踊った青剣の創る世界は、ひいきめかもしれないけれど、照明や衣裳さんの力も大きいけれど、美意識が高くてかなりステキだった。 悠久の風や、1日の光の変化のかけらの中に、人の気持ちの揺れみたいなものを感じさせてくれた。
たぶんバレエがベースでときどき京劇を思わせる青剣のダンスが、うまいのかどうかはわからないのだけれど。
ときどきコンマ5秒ほど立ち止まるというか、素に戻るというか、迷うというか、確認するというか。 それが意識してなのか、無意識なのかもわからないのだけれど。
ふぃっと時間が流れが、ぶれる。
不思議で、不完全な魅力を感じたんだよ。
わたしが迷ったまま抱えている戯曲の1本を、
青剣が青年に見えるうちに1回、舞台にかけたいかもしれないなあと思ったのは。
次の1作品が、役者とダンサーのコラボみたいな作品で。
またたび食べてラリってる黒猫と、部屋の住人の青年のやりとりをスケッチした、みたいな。
役者のテンションの高め方って実はスゴイな、と再確認しながら。
ダンサーのテンションの引きずり方もまた、違うリズムを持ってるな、とか。
ホラ、
こっちの方向で、演劇をつくれるはずなんだと。 久々にきらきらしい感情がよぎった。