あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

「↓杜子春↑」を観た

             2006/11/11 14・00〜 シアターグリーン

ワークショップで一緒のrinが、演出助手として参加したということで。 目下、劇作模索中のmoyuとわたしのテーマのひとつが、コロスである。 参考になるかも、と。

rinは自分でも小さな劇団を持っている。 演出・脚本・出演。 元気でチャーミングな、言葉とハートが飛び跳ねているような劇団だ。 でもこうして、他所の劇団の公演を手伝うことで、スキルをあげているんだなぁと知る。 すごい。

身体表現がおもしろい劇団だった。 古風なオハナシを現代風なパーツとうまく組み合わせて、ぐぐっと身近なパフォーマンスと音(打楽器)のショーにしている。
摩訶不思議で、説明が不親切なんだけれど、説得させられてしまうマジック。

終わってmoyuと、クライマックスで「ああ、おとうさん、おかあさん」って言わなかったねえと、感心しあう。 原作では、それがキーワードなのだ。
この舞台では、言葉ではなく絶叫だった。 
儒教の教えなど霧散してしまった日本では、そのほうがシックリくるよね。

  

前の晩、自分の原稿を眺めながらわたしが考えていたのは、「何人からがコロスになり得るか」ということだった。 (今までは、漠然と大人数とイメージしてたんだけれど)
ここ、男女4人ずつの舞台なのだ。 ステージが狭いこともあってか、つまり6人いれば、コロスは成立するみたいだった。