あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

ぎっくり膝

ここしばらく左膝が痛くて、上手に立ったり歩いたりができません。

そんなお話。

外出はしてます。昨日はミュージカルも観た。ちと大変だったけど。よぼよぼですが生活もできてます。とりあえず。

 

 

始まりは、うーん、山荘で4時間の庭仕事かな。枝を切り落として、そのあとの作業用に切り分けて。まだまだ終わらないけど寒くなってきたので切り上げました。

CD4枚分。

 

bluetoothのイヤホン、耳からうどんタイプは庭仕事しながら飛ばして落ち葉の中から探すのが面倒で(しかもよくやる)、左右がコ-ドでつながってるのを新たに購入。勢いで飛ばしても問題なし。

CD1枚が1時間見当で、流しながら作業時間の目安にします。

今日はKingGnuとEnjiとBlueGiantのサントラと新しい学校のリ-ダ-ス。

 

使わぬ筋肉を使ったので、そのあとは近くの温泉施設へ。ぬくぬくぬく。

 

 

次の日は月曜日。起きるとうっすら筋肉痛。

ちなみに筋肉痛は、急に酷使すると次の日に、ゆるやかに酷使すると翌々日に来るそうな。

車を飛ばして甲府家庭裁判所へ。

 

父の遺言状。公正証書なのだが最後に1枚追加があり、その検認がいると言い出したのはゆうちょ銀行。通帳の解約、UFJもみずほもみずほ信託もOKだったのに。

まあでも仕方ない。手続するしかない。

父は介護申請するとき山荘に住所を移してて、なので手続きは北杜市扱い。なので甲府家庭裁判所

検認の書類はネットで調べて、ダウンロ-ドしてそろえたが、父の戸籍謄本の全部証明が足りないという。今までの各種手続き、世田谷区で出してくれたのでOKでしたが、さすが裁判所というか、父の結婚前のもいるので千代田区役所からもらってきてくださいですって。(追加書類は郵送可)

 

帰りの高速で、今日中に東京に戻って明日には千代田区役所に行く算段をする。

 

 

それでね、山荘と三茶の行ったり来たりのついでに、山荘で3年間暮らしてたまった荷物を少しずつ、大きなスーツケ-スで三茶に戻してるのだが。

このときは最後の大物。お菓子づくりのいろいろ。何が重いって洋酒漬けドライフル-ツの瓶詰。あとスパイスカレ-用の各種スパイスの瓶詰。

要は大きくて重いス-ツケ-スを転がして、電車移動したということです。

 

 

中央本線特急券を払っても時間は30分くらいの差なので鈍行を利用します。小淵沢乗り換えから高尾まで130分。あとは京王線で下高井戸まで。

この130分、妙な姿勢で過ごしちゃったのがよくなかったようで。ゴロゴロする大きなス-ツケ-スを左膝で押さえてたのが。

 

あとから思えば、世田谷線の最寄り駅から自宅まで歩くのがメッチャ辛かった。あ~もう歩けない~がんばれがんばれとか自分を励ましながらたどり着いた。

 

あれ~膝痛い? 筋肉痛のつづきか? 湯舟入る? え~疲れた~ お風呂めんどい。電気毛布の設定上げて、からだをあっためて、寝よ。

 

次の朝、立ちあがれませんでした。左膝が痛い痛い痛い。その他も痛いが我慢できなくもない。足を大きく引きずらないと歩けない。え~千代田区役所~ なんのため昨日、頑張って帰ってきたよ。はぁ~?

しかも天気予報では明日は雨。今日はピ-カン。え~行くなら今日がいいんだけどぉ。

 

しばらくうろうろ迷ってましたが、自分の動作のふがいなさに、外出を完全に諦めました。

 

痛いあたりは見た目は変わらず。触ると筋がパツパツしてる感じ。

サロンパス貼って、マッサ-ジ器を当てながら、たまっていたドラマの録画を観ました。

 

最近のわたしはようやく入ったスイッチが切れると何もできず、だらだらと古いゲ-ムをするか、本を読みだしても一気には無理。いろいろな失意の中にいるんだからと、そんな自分を受け入れて、甘やかして、

あげく歩けない。歩かなくてよし。な自分を手に入れてしまった。

 

翌日は氷雨

まあでも、とりあえず歩ける。食材も少し買いたいし。

千代田区役所へ。足を引きずるわたしに、みなさん優しかったです。

ちなみに、予備も考えて父の戸籍謄本全部証明を2通お願いしましたら、4,500円かかりました。うあ、枚数いっぱい。兄弟多かったしな。それが3種類。

 

これなら裁判所も文句あるまい。(郵送は94円かかりました)

 

 

そして大切な気づき。

父は杖があったほうが歩きやすいと言ってたなと思い出し、傘を杖のようについて歩いてみる。ほんとだ。普通に歩ける。なんでだ。リズムの問題?

左手をエア杖の動きで歩いてみる。これだ。手を大きく振ると、膝に負担がなくなるんだ!

 

 

翌々日は読書。と、校友会のズームミ-ティング。あれ、自分、少し面やつれしてる??

家にいるけど、立ち上がるのが一苦労。歩き出すのに一苦労。工夫がいる。とりあえず手順を踏めば立てる。シップとマッサ-ジ。大丈夫、それでも少しずつ楽になっている。

 

 

なんか、この感じ。覚えがあるぞ。

 

あ。ぎっくり腰?

 

そうか。膝の筋が伸びちゃったか。数日かけて待つしかないか。

 

 

翌々日が観劇日。半年前から楽しみにしていたミュージカル・ジョジョ

起きたらまず入浴。からだを膝を温める。

外出。雨の中、ただ歩くのに一生懸命で。途中コンビニに寄ってチケットを発券するのを忘れてしまった~ 家出るときはコンビニに寄るって確認してたのに~

電車の中で気づいて有楽町近辺のセブンを検索する。最寄りはJR有楽町駅の向こう側だとぉぉぉぉぉお? 

 

ちゃんと歩けないのに、余分にいっぱい歩いてしまった。ぐすん。

 

幕間。トイレが混み混みなので劇場外の遠くまで。階段。手すりを使うコツもわかってきたゾと。

カ-テンコ-ル。スタンドオ-べ-ション。辛かった~ 座りたかった~ 

でもみんながんばってたから、楽しませてもらったから、前の椅子をつかんで耐えた~

 

 

とりあえず乗り切ったと思う。この週末は動かないぞ~

公正世界仮説

鴻上さんの人生相談が好きです。なんなら司会されてるテレビ番組も好きです。

 

なんだろうな。やさしさとか思いやりって、こういうことでは?と素直に思わされる。

本棚に戯曲も持ってるが、

あれ、かれが作った芝居そのものは、もしやもしや観たことないかも? ショックかも? な自分に気づきました。あれあれ~ 胸に手を当ててるが、思い出せない。

 

 

で。最近の記事です。↓↓↓↓

「性暴力」でなぜ被害者が責められるのかと憤る30歳女性に、鴻上尚史が丁寧に分析した「男性優位仮説が発動するとき」 (msn.com)

 

このあとを書くにあたって、↓↓を参考にしようとしましたが、読むの挫折w

公正世界仮説 - Wikipedia

SNS慣れのせいで、読みやすさ無視の、ぎっしりした字面がスッカリ苦手になりましたとさ。

(このあと、美しい字面について長々と書いちまったが、消しました)

 

 

 

はい。

世の中は不公平だし、カオスだし、報われないし、ズルいし、自分勝手だし、無神経で腹が立って嘘つきで汚くて(キリないな)。

それだけでなく女性からみれば(以下同文)。←男子諸君、自覚ないでしょうが、これがマジ、クソなんだからね!

 

でもね。まあね。だからこそ、人そのものや、人が作ったものが美しかったりすると、感動しちゃうんだよね。というのが持論なので、

 

世界が公正であるなんてつゆほども思っていないわたしですが、

 

 

その価値観のベースは[公正世界仮説]の刷り込みですか?と気づかされ、少しショックを受けてます。

タイプの特徴、わたしにあてはまってるよな。。。

 

わたしが書きたがるテーマ、人はちゃんと美しいのか、世の中は信じるに足る存在か、アートに意味あるのか?も、

もろ、あてはまるよな。

 

 

 

親や女子校や社会の刷り込みから自立すべく、旧い友人と少しずつ自己と親の分析をしてましたが、うーむ、喰い込んできたなあ。まだまだだなあ。

どんだけ無意識に縛られてんだか。苦しんでるのか。

 

 

 

鴻上さんは良しあしというよりポジ・ネガの側面を理解しましょうとされてて、それはわかるし、

でもそのうえで、

 

 

 

問う。

 

 

 

わたしが考えたいのは、生き方よりも、

お芝居、フィクション、ストーリーのうえで、どうなのよ。どっちがいいのよ。

みんな、どんなんが観たいの?

 

最近のドラマは復讐ものが多いとかいうね。 

それ、正しい自分が正しく報われる世界が大好きってことだよね。求められてるってことだよね。

 

 

えーーー

 

 

観客や読者の価値観は固定観念に縛られてる???

以外は受け入れがたい? はああ。

 

 

 

 

 

 

ところで、つけたし。最近流行りの価値観へのわたしの現見解です。

 

その1

マルハラだぁ? 敬意をもって年寄りに寄せんかい、ボケェ。と感じます。

マルハラを振り回すってハラスメント。

おじさん構文、おばさん構文もしかり。真似ろとは言わん。あたたかい目で受け入れろ。

 

その2

ChatGPTに創作が乗っ取られるのでは?って、話題。笑止。

創作や思考の面白さってのは飛躍にあるんだからさ。現行の、例文の積み重ねからは生まれないと思いますよ。

ルパンⅢも言ってたでしょ。コンピューターより人間の気まぐれが、もう少し上等だってね。

 

 

 

小澤征爾さま

あちこちで追悼文をおみかけするので、自分も少しだけ語りたくなっちゃった。

 

 

昔々。12月のニューヨークで、まあミュージカルはいい席で10本だか観たけど、なにしろ貧乏旅行なので、総菜を買いによくデリに行った。うん。総菜買って、連れたちとホテルで食べてた。

 

その時お会いしたのですよ。デリで。

 

一緒にいた友人が舞台の裏方さんで、仕事でご一緒したことがあるとかで、一応ご挨拶するというので、

はい、ノコノコついてった。

 

小澤さんは1リットルのパック牛乳を手に持ってらした。牛乳ですか? うん、明日の朝用に。(え~ご自分で買うんかい)

どちらで指揮されるんですか? メットで。えーあーその日はチケット取っちゃってる~ や、どのみち、もうチケットないんじゃないかな。

 

今考えると、それなりのスゴさを秘めた会話(メットにソルドアウトだよ!)だが、当時はただもう喜びでしかなかった。

 

 

帰国して、片っ端から言いふらした。すごいうれしかった。フランクでステキだったよ~ 牛乳だよ、牛乳!

 

 

 

で。

 

 

 

 

当時のわたしは、周囲のおとなたちを納得させるため、お見合いをしまくってたのだが、当然、直後の相手にも話した。

そのときの相手は、横を向き、なんだよ住む世界が違い過ぎるじゃないかと吐き捨てた。そうですか、世界の小澤とお付き合いがありますか。

はあ?とも言えず、しおらしく、そんなんじゃないです。たまたま会えて、お話してくださったのがうれしかったって話です。とか言ったけど、

 

今、思い出して。

あの男はわたしにマウントを取りたかったのか? それが予定外のエピソード聞かされて不機嫌になった?

なるほど。住む世界が違いすぎだわ。無理。

 

あの頃は、うれしいことを一緒に喜べない価値観じゃお付き合いはチョット、くらいにしか思わなかったがな。

 

 

 

ちなみに。お見合いは母のヒステリーを鎮めるためだったので、一度お会いしては、全部お断りしてました。バブリーだったね。かなり嫌な思いもしたよ。ま、失礼はお互い様ということで。

 

 

 

 

 

波の音のように

夕べはめずらしく、さわさわして寝つきが悪かった。

 

眠れないけれど不快ではなく、

マンションの建物の向こう側が接している世田谷通りの車の音が、なんとなく波の寄せ返しに聞こえ、

シーツではなく、ふんわりと砂にくるまれている感覚だなあと思いながら、からだをゆるやかに丸め、

 

あたたかく揺すられている感覚。

 

宇宙に波打ち際があるはずもないけれど、そんな感じ。

 

ゆりかご? 

 

解放というよりかは、受動。

 

 

 

 

今日は高速バスの中で、小説をネット立ち読み(サンプルとして冒頭だけ読める)してた。その中の一作は、認知症の父親と反目している娘の話で、

はいはいとか、いやいやとか、突っ込みながら、

数か月前の自分と重ねて、(あえて)生々しく心から血を流し。だらだらと。

 

 

ふと目を上げて窓の向こうの風景を眺めながら、

ようやく、他人事のように、父を悼んでいる自分に気づき、

涙ぐみそうになった。

 

ようやく、自分が緩み始めているのだなと感じた。

 

 

 

 

人は皆、かわいそう。

 

 

 

だから時には、大きな何かに身をまかせ、たゆたう。

 

 

 

 

父を偲ぶ会 その1

(その1としたのは、春ごろ、別の偲ぶ会の予定があるからです)

 

1月にあった父を偲ぶ会は、実践女子学園中・高の軟式テニス班(現ソフトテニス部)のOG会が主催してくださいました。いろんな世代の女子が60人ほど。壮観でした。

しかもその日。雨が降ったので予定されていた現役生たちの試合がなくなり、生徒さんたちも20人くらい参加してくれました。

 

祭壇をつくり、献花ではなく、献球。

 

 

もともとは顧問だった父を中心にしたお集まりだったようで、父が亡くなればそこまで。の流れもあったようなのですが、

せっかくここまで続いてきたわけだし、

ご挨拶するとき、現役生も含めてつなげていってほしい旨を伝えました。なので、特に先輩方、今日は現・顧問の先生と、ぜひぜひ顔をつなげていってくださいますよう。(笑

 

 

 

雑感を3つほど書こうと思います。

 

その1

今回のまとめ役さんは、わたしの大学の先輩の妹さんなので、事前のやりとりも気安く密にできました。

あれをします、これをやりたいです。と、次々と連絡がくるので、最初、そんなに大げさでなく気楽に、と言おうとしたのですが、

 

やめました。

 

思いついた工夫を全部やりたいのなら、そうしてもらおう。

黙って見守る。

 

するとね、

たぶん、同じようなときに父が感じていたであろう愛しさのようなもの、傍観するゆえのつながりが垣間見え、

 

感動しました。

 

 

 

 

その2

これは聞いてとてもショックでした。

 

教師の働き方改革の観点から、先生の時間外労働になるクラブ活動は廃止に向かっているって、

知ってた? 

 

クラブ活動は、学外・地域対応になる方向なんですと。

 

現・顧問の先生は、このOG会とうまく連携出来ないかとおっしゃってました。

 

 

あとから思ったが、

長い目で考えると、軟テ班OG会だけの話でなく、同窓会(校友会)の役割では?

もしかして、都内の専門大学の役割も出てくる?

とかね。

 

 

すぐに結論は出ないわね。

 

 

 

その3

80人の各世代の女子たちを眺めながら。

以前、恩師が言っていたことを思い出していました。

 

昔は性自認について、みんなで無知・無頓着だったけど、これだけ大勢の女子たちがいれば、そりゃいろいろがいたはずで、気づいてあげられなくて、フォローしてあげられなくて、かわいそうだったのではないかと、今になって思う。

 

うん。わたしの学年に卒業後に自死したコいるよ。

 

 

 

笑い転げている80人の中には、

実際の性自認はわからないけれど、マニッシュな服の方が混じっていました。

 

むーん。

 

 

 

 

分類する言葉がなかったから、自覚できてない可能性のほうが高いかも、だけど。

 

 

 

 

わたし自身も、淡白なのよと説明しながら、違和感をなんとかやり過ごしてきました。

(デミロマンティック・デミセクシャルですって。とてもとても限られた相手にしか、そういう感情を持てない)

 

 

 

グラデーションやオーバーラップを考えると、分類するほうが無理じゃないですかねと思うが。ホラ、分類が差別を生む? 

あ、でも分類しないと、

無頓着・無神経な方々に認識してもらえないか。(分類しても認識できない方々もいるみたいだしな。あれは拒絶なわけ?)

 

 

性自認だけじゃないよな。

 

 

耐えがたい「世間の無神経」から距離を置きたいわたしです。わかる? 

他人の干渉に傷つくことに、傷つく自分とか、理解してもらえるかな。

そっちに悪意があるないの問題じゃないよ。

 

 

しかたないので、戦わないでどうする!と自分に叱咤激励が必要。

まあ、大半は逃げてますけどね。最近。