友人と話してて、もしかしたらSMAPが好きというよりスマスマという番組が好きなのかもね、とか。そのスマスマを見ようとしたら時間がズレてたので、チャンネルを動かし、うっかりとグレーテルのかまどを15分だけ見た。
父と。
「こういう桃の食べ方があるのか」と、父はやる気まんまんなのだった。
わたしはとっとと、レシピをプリントアウトする。ふむ。作れそうだナ。
実はわたしにとってピーチメルバは、30年来の憧れのお菓子なので、内心は大興奮であった。辻静雄さんの半分ドキュメントな小説を読んで、しかしとっても再現不能だと思ったし、
世の中でその名まえを冠していても、全然ちがうていのモノばかりと出会ってたし。
わわわわわ。いよいよ、なんちゃってレベルでも、食べられるんだ!! エスコフィエのピーチメルバ!
桃。言い出したのが父だから買ってもらえるけど、やっぱお高い食べ物だわ~
ちなみに長坂のスーパー、バニラビーンズ 1本500円でした。却下! エッセンスで代用だ。冷凍フランボワーズはなかったけれど、4種のベリーがありました。おお、偉いな。代用だが十分だと思う。
バニラアイス? 市販で十分でしょ。ちなみにMowはくせが前に出すぎて、スーパーカップはあっさりすぎる。ニュージーランド産の500円くらいの箱のヤツ。あれが相性いいみたいだ。と、いろいろ試しました。笑笑っ
コンポートを冷やして食べたとき、つまり桃缶か?と内心思ったのだけれど、
三茶に帰ってから試してみたらやっぱ別物で、香りがね、違うのよ。
そして、迷ったのがジップロックでして。どれも湯せんNGと書いてあるの。耐熱100度とあるのを使いました。
そして問題が、これです。シュクルフィレ(糸飴)。
一回め!
じたばたして、これしかできなかった~ でも美しい白!
残りはみんな、じたばたしてるうちに固まって、べっこう飴状態になりましたとさ。
翌日、リベンジ。今度は父がやりたがる。
こういうところが、父は理科の先生なのだ。(そしてわたしはその娘ですw)
や~ ここで終わるはずだったんだ。けどね~
この日、お散歩で足をのばして。お庭を拝見したお宅で、父はウッカリと話題にのせやがった! 内心では「こら~!」と叫びながら、明日お持ちしますよとかナントカ、超笑顔で応対する如才ないわたし。
そしたら、あとでお電話があると思いますけれど、明日あちらのお宅でお集りがありますよ、だって。
は?
えーとえーと、何名様になるんだ? 指折り数えて。8名分か?
と、父いわく。「おれ、もっと食べたいぞ、と」
・・・・・・ (はあ、そうですか)
かくしてついに、あらためて12名分、作りましたとさ。あこがれのピーチメルバ、当分、つくらなくていいかも。(お買いものは、そこそこのお値段になりましたっ)
3回めのシュクルフィレ。
だんだん、同じ量の砂糖からたくさん作れるようになる。温めなおすうちにカラメル化が進むので、白から金色になっていきます。
そうそう。8名と訊いていたけど、なんか予感がして、こういうお集りだものなあと9個用意していったら、ビンゴ! 人数増えてた!
あ、食器やスプーンも持参しましたよ。
お味も、こんなの初めて!とか、みなさんに、いっぱい褒めていただきました!
あのね。
あこがれのお菓子は、やっぱり素晴らしかったわ!
ゴージャスなケーキ食べてるって感じだもの。
作ってほしい? んふふ。桃とフランボワーズを持ってきたら、お作りしますわ☆