話は先月末にさかのぼって。
理事会の帰り、先輩に送ってもらった車の中の会話の流れで、思わず「え。毎年ちゃんとお花見してる?」と訊いたら、居合わせたふたりともが「してるよ!」と即答。
で。
こだわりのない分野では、ごくごく流されやすい自分としては、今年は花見にこだわることにした。
そして。八ヶ岳の家に住み着いた父。去年あたりから今年の年頭にかけて、とんと出不精で。
わたしは去年の暮れにペーパードライバー講習を受けたし。がんばって高速乗って、おとうさんとさくらを見に行くのが、今年のテーマか?と鼻息を荒くした。わけだが。
ここにきて、なぜか父はフットワークが軽くなった。
「身延山のさくら見に行く? 駐車場からはシャトルバスを乗り継いで、お寺(山の上)まで行けばいいし」と訊くと、即答で「行こう」
しかも、行きは父が運転しました。(実は車にナビをつんでないので、わたしのスマホがナビ代わりなのも、あるw)
山梨で最初にさくらが咲くのがここ。
まず駐車場からシャトルバス(ガイドはお坊さまです)に乗り、そのあと門前通りの土産屋を眺めながら600メートルだかを歩き、
三門からまた、シャトルバスに乗ります。
わたしだって、↓↓ この奥の階段を上る元気はないっ。(昔はそれでも、女坂(脇道)を上ったんだけどね)
かくして超楽ちんに、境内に着く。
雨がぽつぽつ来たので、ロープウェイで奥の院を目指すのは、やめる。
坂を降りるのは平気だと父が言うので、最初のシャトルバスの停留所まで、歩く。
途中、三福だんごの幟をみて、横道に入る。思いがけず絶景。
お団子は、炭火焼きという触れ込みだが、商品の回転が速くて、炭火に一瞬あててタレに絡めるだけという、みたらし団子状態でした。
あとでほかの店先の、ちゃんとこげた三福だんごを見て、食べたかったのアレじゃん!と笑う。
雨はふったりやんだり。コートのフードをかぶって、折り畳みの傘をさしたり閉じたり。
空海さんの御廟所の矢印があるけど、どうする?と父に訊くと、行くと言うので。
人、いないw
この先、急な階段が続きますが、どーする?と訊くと、もういい。と言うので、ふたりで御廟のありそうなほうに頭をさげて、引き返す。
帰りはわたしが運転しました。何十年ぶりの高速道路だよ~~
からだが動かせなくてこりこりなのだが、ハンドルから手が離せない~~ と発見。鼻の孔だけでも膨らませると、伸びした気分になれるゾ!っと。
見かけない食べ物、買いましたよ。「かやあめ」かやの実、どんぐりみたいでした。
ほんのり甘い。お店のおじさんがいうほど、薬っぽくないし。昔の人には美味しかったのかなぁ。