そんなにぎっしりとボランティアクルーをしていないからかもしれないけれど、
思ったほど「知ってる演劇人」をお見かけしてないなあと思うF/T。
おととい昨日と、ザ・高円寺の制作S氏を連日の別公演でおみかけして、気づいた。
初っ端に、著名な演劇評論家(隠れ?アングラ好き)をお見かけして、えーと、それから?
(あ。画家の合田誠さんをお見かけしたときは、ちょい萌え❤)
友人たちから届く公演のお知らせの数を考えると、時間的にそれどころではないのかな、とか。
つまり。
いわゆる演劇人たちは、アウトプットほどにはインプットに熱心ではないのかな、とか。
自主的に、金を払って、
都が主催する演劇フェスティバルを覗きにくるのはヤなのかな? とか。
表現者とか言いながら、せこい村意識の中で寄り集まってる感があるのかな? とか。
(って、去年までわたしもF/Tに来なかったし、来年もどうするかわかんないけど)
昨日は関西の劇団さんのを通しでお手伝い。
(主宰さんがtoRのまるさまにチョット似てらして、うふふふふ♪)
夜公演は楽日。受付、客入れ、計算が終わっての公演中のロビー。
制作の女の子が、となりでぐったりと背中を丸めたので、
(撤収って大仕事前の静けさ、とりあえずここまできたって安堵感はスゴクわかる)
ナニ溜め息ついてんのよぉ〜と肩でぐりっとして顔をのぞきこんでみる。
えへへへ〜な笑顔の返事。
初めて会った若い相手に、わたしはコレだ。
で。一晩たった今、
かの女の肩の柔らかさやあたたかさの感触が妙に残っている。
思い出している。
や。別によくある感触なのだけれど、
会って数時間。そんなに会話もしてない相手とだから、ね。
そして同時に、「すごく演劇的な感触?」って言葉が漂っているの。
うん。言葉が、
思考を差し置いて生まれて、そこに、ある。
問題は。
何を、どう、演劇的だと感じたのか、自分でもよくわからない。
初めて会った相手との間にあったのは、演劇(を創りたい)という場の共有。
人生の、一瞬の交差。
まあね。
それが、やわらかな人肌だったってこと。
演劇は、
創作とか表現とかってのは、
熱いとか楽しいとか硬いとか鋭いとかっていうよりも、思いがけずにもっと、
すっぽりとした人肌なのかも?
注) ぬるくていい、ということではありません!