あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

装備メモ @屋久島

屋久島、荒川登山口-縄文杉の往復11時間トレッキングは、旅行会社によると中級登山レベルだそうです。
サイトで調べると、初級者でも頑張れば大丈夫、と出てくる。(晴れてれば大丈夫、とも)

中級登山の目安としてスクワットが10回できる体力、というのもありましたね。
 
 
 
わたしは。
距離で考えると、渋谷と二子玉川を往復するくらい?とイメージしてました。
チョット甘かったです。あんなに急勾配を一気に上るとは思ってませんでした。
それからツアーであるということは、みんなのペースについていかなければいけない。
狭い階段というかハシゴの途中で、タ、タンマっ!って止まれない。もうね、そこだけは文字通りの死に物狂いでした。
自分でも笑い出すほどの、荒い息遣い。案外、他の人には聞こえてなかったみたい。みんな自分のことで精一杯だし?

ただね。過ぎてしまえば、自分への自信になるから。がんばる価値はありますよ。
日常生活で死に物狂いになるチャンスなんて、そうそうないものね。
 
 
 
そうだ。
今回、天気に恵まれました。11月の半ば、快晴でした。
トレッキングとしては、気持ちのよい、理想的な環境だったと思います。
雨が降ったら、話は全然変わるだろうし。屋久島は雨が降る確率のほうが高いからね。
 
 
 
「登山をナメてはいけない」「装備はキチンと」
生死にかかわる事故が起こるたびに大騒ぎになり、常識のように語られるようになったけれど。
はい、間違いではありません。
屈折思考の自分には、スポーツ用品店の販促トークでもあるように聞こえますが。
 
「キチンと装備すること」と「ブランド物でプロ級の装備を買い揃える」のは、別だと思うの。
もちろんブランド大好きな方もいるでしょうから、そういう方はそうだと自覚して買えばいい。
わたしは今後、登山を趣味にする予定はなかったので、基本、今あるモノをベースにしました。
 
タウンジャケット(厚めで風を通さない)、タウンリュック(用は足りたが不便。詳細は後ほど↓)、ストレッチパンツ。
たぶん周囲の方々は、ナメてるなぁと感じたでしょうね。
絶対必要だと思って靴だけは早めに買い、足に馴染ませました。 

わたしの両親の世代の若い頃は、登山とスキーがブームでした。
その名残で、小学生の頃は登山まがいの経験をしているので。
旅行会社から送られてきたリストを見て、大げさだわねと思ってしまいました。
 
で、靴を買いに行った先で、靴屋さんにアドバイスをいただき。
という価値感で準備しました。
 
※ ちなみに。近所の靴屋さんで買ったときの記事はこちら
↓↓↓
http://agen.blogzine.jp/for_you/2012/09/post_a948.html
 
帰った翌日には島の焼酎を持って、お礼にいきましたよ!
しっかりした靴(と履き方)のおかげで、歩くのがホントに楽しかったもの。
 
 
 
思っていたより、東京との気温差はなかったとも言えます。
島南部の昼間の空気には南国らしいぬるさがあったかな。
というより、外海に浮かぶ、高い山を持つ島ですから。島内でも気温差、天候差が大きいようです。
平地と山岳、太平洋側と日本海側の差を、1日のうちで体感できる。

もうひとつ。登山の備品と災害グッズって、似ているのね。
ヘッドランプ(わたしのは帽子のツバにつけるタイプ)や、レスキューシートとか。
2年前は持っていなかったけど、震災後に買い揃えてたわけでしょう?
 
 
 
 
当日の服装。
ヒートテックの半そでシャツ。
・腹巻。(最近、腰が冷えやすいのよ〜)
・綿シャツ。
・薄手のカーディガン。(こまめに脱ぎ着しました)
・タウンジャケット(厚めで風を通さない。ぼたんの開け閉めでこまめに体温調節)
・パンティの上に、もう一枚綿パンツ。(そのへんに座るときに冷たいと嫌かな〜と)
・(タイツやレギンスも持って行ったけれど、この日は穿きませんでした)
・ストレッチパンツ
・普通の靴下2枚 ←厚手の1枚ではなくて
・薄手のレッグウォーマー(足首を冷したくない) 
・トレッキングシューズ
・ゴムつきの軍手 
・首には日本手ぬぐい
・帽子はあまり被らなかった

ストックはなし。軍手で岩とか枝とかを掴めば足りる。
降りるときにはあると便利かな?って箇所はありましたが、総じて考えるとなくていい気がする。
 
以下、次回(があるのなら)修正したい。
・タウンリュックは失敗。お弁当や水が重いから、ときどき肩に食い込んで痛かったの。
 肩にクッションがあって、ポケットがいっぱいあって、できれば腰で留められるタイプがいいのねえ。
 でも、登山以外では、つまり街では、絶対にわたし使わないと思うしなぁ。
・雨具。使わなかったけど。雨の森を楽しむために、しっかりしたレインウェアを買いなおしたい。
 1日中着てても嬉しくなるような!
 防寒具として着ている方もいました。そっか、そう数えれば荷物にならないわね。
 
 
 
水筒(500mlペット)は1個あればOK。水は途中のあちこちで汲めます。屋久島の水、甘くておいしいです。
小さな魔法瓶もあるといいかも。朝、寒いうちは水よりお湯がうれしい。
 
利尿作用があるからお茶類はNGというけれど、しっとりと汗かくからね。トイレに行きたい感じにはならない気がする。
雨が降って肌寒いと、また変わるのかな?
 
ときどき口に放り込むチョコレート。偉大だなぁと思う。自分をリセットできる感じ。
ちいさい羊羹、食べてみたかったな。(人さまのを横目で見てたwww)
 
 
 
 
 
これは参考になるか、わからないのだけれど。
 
わたし、前日に大切な飲み会があって、睡眠時間が4時間でした。
飛行機の中、ジェットフォイルの中でも(わくわくしてて)全然寝られなかった。
その日の夜も、枕があわないっていうのかいろんな音が気になって、ほぼ寝られなかったの。
意識は眠らないけど、からだはリラックスさせて休ませる感じで過ごす。
ん、そして3時半起き。
 
そんなんでもトレッキングできるものだわね。
(2日目の夜は、さすがに意識が飛んだわ)