漠然とした「風」を感じる。
漠然としすぎて、うまく説明できないけれど、ざわざわする。
日本はここしばらく、いろいろと閉塞していた。
行き詰ってた。
そろそろ、面倒になってきた。ガマンが飽和しようとしている?
そして、
いろんな風見鶏が、
暴力だの、戦争だの、過度な自己正当化へ向き始めた気がする?
今、「過度な自己正当化」という言葉を使ってみて気づいたけれど、
震災後の混乱から、ずっと散見してたよな。他者への糾弾。
クールダウンの過程だと思っていたけれど、
もしかしたら甘かった?
逃走しきれないことに気づけば、次は闘争に向かうのか?
そして闘争を潰す(なだめる)のは、さらなる闘争なの?
この間、公園で。
落ち葉が敷き詰められて、とてもあたたかな風景に輝いて見える公園で。
ふと。ポケットから手を出して、しゃがんで地面に手を置いてみた。
地面は冷え冷えとしていた。
気がつくと、自分のからだもスッカリと冷えきっていたのだった。
(自分のからだが冷えていたことに、それまで気づいていなかった)
わたしは自分をほぐし温めるために、ぶらぶらと歩き出した。
世界をほぐし温めるってのは、いったいどうすればいいんだろう。
それとも、流れはどうしようもなく、ただ滔々と流れ、変えられないのか?