あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『悪魔のいるクリスマス』を観た

               『ザ・シェルター』との2本立て
               2009.4.25. 16・00〜 朋友芸術センター /劇団がらんどう

戯セミの同期で、フリンジの『死体感染』でおかあさん役だったキクコさんが出演。
わたしは時にはキクチャンなんて呼んでるけど、10歳以上年上でいらっしゃると思いマス。

今日は大雨。 ザンザンの冷え冷え。
昨日は荻窪の劇場で、今日は隣の西荻窪の劇場。 渋谷、新宿経由で行ったり来たり。 なんだか動線が無駄だって気がする。
ただこの辺りは、ヘビメタロッカーファッションの細身の青年が多いので、見てるだけでちと楽しい。
なんだこりゃファッションも多いか。


で。

こういう芝居もありですか? (微笑)
タイトルの芝居は私(中年男性?)、少年、少女、天使の四人芝居なのですが、
出演は四人とも中高年の女性でした。
そのギャップを理解するまで少しくらくらきたけれど、これができるのも演劇のマジックのひとつかな。
(女子高校演劇部の年上バージョンってわけですね) 
キクコさん、主人公の男性の役です。 全編、さりげなく男性として演じてらっしゃるのだけれど、問いかけの気持ちとか内面や感覚的なコトを演じるとき、あ、キクコさんという人間としての問いかけが立ち上がったかな?と感じられて、そこがおもしろかったのでした。

そして2本とも、
演じている役者さんよりも、作られている空間よりも、強く、作家の言葉が前に出てきている気がしました。

いいんだか、悪いんだか。

2本とも、少し古風でいい感じの戯曲でした。
ラストの落とし方が、おしゃれで、なかなかこーはいかないなあ、と。
でも『悪魔のいるクリスマス』はある意味、水戸黄門だよねえ。 (すみません、ネタバレか?)