少し遠出のドライブで、山梨から長野県に入ったとたん山道の舗装がよくなってて大笑い。
金持ちだな、長野。
井戸尻考古館にいってきました。縄文文化は八ヶ岳名物のひとつです。
写真は斜面にある遺跡から臨む富士山。
風がさえぎられた陽だまり。
縄文の人たちがこの風景を眺めながら生活してたかと思うと、ほのぼのとした幸せを感じます。
館内が底冷えするので、一通り眺めてあれこれ思い巡らすだけで、終えました。
季節がも少し温かくなったら、また来よう。絶対に来よう。
知らなかったことをたくさん発見して、
なんだか気持ちや想像力も掻きたてられて、わたしはいつまでもいられそうでした。
縄文土器の意匠を通して、原始宗教というか哲学というかが、見えてきて。
そしてそれがちゃんと古事記に繋がっていく。
ってことを知り、どきどきしました。
それから土偶の解釈。
女神をばらばらにして畑に撒くことで豊穣を祈ったのかもしれない、と。
これも古事記のエピソードに繋がっていくわけで、
いろいろな土偶の解釈がある中で、わたしにはスゴクしっくりときたのです。
カエルや蛇と、月や天体ショーのつながり。酒の意味。
カグツチと焼畑の関係。
ミズチは、もしかしたらもしかしたら、ヒルコにまで繋がったりしないかしら?
古事記以前の精神文化って、今まで意識したことなかったから。
もうね。
もうね。
古事記以前の世界観、自分編を。改めて思いめぐらしたい!!
そうそう。
隣に併設されてる民族資料館も面白かったです!
展示されてるこれは何?と事務所に聞きにいったら、若い職員さんがわざわざ出てきてくださり、
御蚕についていろいろと語ってくださいました。
そしてね。
こういうときは、不思議な流れも起きてね。
金曜日に高速バスで東京に帰って来たら、新宿駅西口のイベントスペースでは古本市をやっていて。
ずるっと引き込まれるように立った本棚には、
古事記以前にも古書があるという研究本があったのでした。
(学究すぎて、とっつけそうになれないので買いませんでしたが)
びっくりしたよ。
何万冊もある雑多な本の中の、その場所に引きずりこまれるんだもの。
あとから調べたら、ウエツフミというのは学術的には認められてないらしいけどね。
歴史の中で、いろいろと書き換えられちゃったみたいで。
わたしの興味は、最終的には劇作に繋がっていくので、
要は世界観の説得力があればよくて、真偽はこだわらないわけだけれど。
わたしの自由なイメージにとって正しいか懐疑かって分類なので。
新しい趣味はふやさない。絶対にふやさない、つもりだったけれど、
自分の中に、あたらしい思考エリアができちゃった感じです。
とりあえず、すんごく先のお楽しみ、よね。