夕べ、映画の『スマグラー』を観ました。
おもしろかった!ナンテ言うと、趣味や人格が疑われるのでチョットおすすめはしかねるのですが。父もわたしも、自宅居間で観ながら、無言で30センチくらい後ずさりしてましたし。
コミックが原作の暴力モノです。
(も1回言うけど、血や暴力がダメだったら、うっかりと観ないように!)
で。さっき、
高嶋(兄)さんのお稽古場ルキーニの映像を観てたら、映画のカワシマの大怪演がオーバーラップしてきて、
――してきて、
お稽古場では、やさしくオチャメに楽しく笑ってらっしゃるのだけれど、
――怖いぃっ!! 泣きそうだっ!!!
とんでもない役者さんでいらっしゃったのですね。ぅぅぅぅぅぅうううっ。
こんなに強烈な印象を、こんなに叩き込まれるとワっ。
(わたしは劇場でルキーニさんを直視できるのだろーかっ?)
この映画。すべてが、本気にむき出しで。
ツマブキくんも、マツユキさんも見直しましたし。「背骨」ってキャラも、演じた役者さんもカッコいいし。アレもコレも。
人間って、「肉体」を分厚くひ弱に纏っているのを実感する。
そっか。映像の中で「肉体」は痛みによってしか実感できない、のかな。
そして
ムチャクチャ暴力な映画なのだけれど、表現はキレイで、計算が行き届いている。
う、ん。キレイという言い方、むずかしいかな。でも、キレイ。
なんか、どっかが、揺さぶられる。
(も1回、もう1回言うけど、血や暴力がダメだったら、うっかりと観ないように!)