あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

桜の樹の

先日読んだ本に、梶井の書いた『桜の樹の下には』は、かれの性衝動についてではないか?とあり、

 げげげげげっ (|||ノ`□´)ノ ひどいわっ

と、さっき文庫本を買って、読み直したら。

 

 確かに、読めなくはない? (ぼそっ)

 

 

ウスバカゲロウとは――ザーメン?
となると、渓間は――女性??? うひゃぁっっっっ! やめてっ!

 

素直に、美についてだと思っていた。それこそ、エロスとタナトスだと。

 

  or2........

 

桜の樹の下には、屍体が埋まっている!

日本人って不思議ね。だって昔々の若造がふとホザいたこの一文に、誰も異論を持たないでしょう。

無粋なことを言えば、
花々の中心にある黒々とした幹や枝のゴツゴツした質感。
あれが爛漫の光の奥に潜む闇をイメージさせるんじゃないかと思っている。