あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

小春@岩手

小春と書いてシャオシュンです。

中国雑技芸術団の女の子で13歳。 
筆談しようにも、漢字が苦手みたいだし。 周りはおとなばかりだし。 
甘いものとか節制しなきゃいけないし、
選択肢が、貧しい農民の生活か、厳しい雑技の修練か、でしかなかったらしい
――このコの人生って?

日本語? 全然しゃべれませんよ。
ただわたしは過去、依依のホストマザーだった経験があるので、
日本語だけでもなんとなーくコミュニュケーションが取れる。 (サンキュ、依依)

なんて呼べばいいの?と日本語で訊いたら、紙に「小春」と書くから、
「(えーと)シャオシュン?」と読み、そしたらうれしそうに頷いた。

温泉の入り方を教えたり。 一緒にふざけたり。
あと、女優の扱い(笑笑っ)と同じ感じで。

だんだん、かの女が開放されていくのがわかる。
お行儀もわたしの真似をして、スリッパを脱いだら振り返ってそろえるとか、
言われなくてもするようになる。
参ったのは、わたしの口真似で日本語を覚えて。
「おはよ」「ありがと」と、上から口調。 ま、そのうち、気づくだろう。 

お風呂で観察しちゃいましたが、背中の筋肉が不思議な張り方をしていました。

 

最終日の夕飯のあと、
パフォーマーさん同士でコラボが始まり、その中心が小春。

で、初共演?したGEN(ジェン)さんがびっくりして教えてくれました。
(って、酔っ払った細身のGENさん、女の子三人を膝と肩に載せてショーのポーズを決めましたから。 すごいのよ)

日本のサーカス学校では、下を支える側がバランスを取り、上の人間は棒になれと言われるんですって。
でも中国雑技の小春は、自分ですごくバランスを取る。 だからGENさんは自分が棒になることをイメージしたんだって。

 

13歳の旅館の伝統行事?である枕投げを教えるかどうか迷ってましたが、
という流れの末、 結局こんな感じに。

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ははははははっ。
(左に移っているのは同じくスタッフのよーこちゃん。
 撮ってくれたのが恵美ちゃん) 

んで、
このあと岩風呂に行ってみんなで13歳になり、お湯のかけっこ!をして遊びましたぁ。