あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

書く 作業

テキストを書く作業は、生き物を創り、育てることに似ている気がしている。
生き物、なんだよな。
割り切れない、ヒトとしての想いを、必死に整理し、選び、配置するというか。
自分の一部を切り取り、埋め込み。
そのくせテキストの方は、勝手に育って、勝手なカタチになっていく。

それが上演に繋がったとき、ある時点で、テキストは「モノ」になる。
わたしだけかもしれないです。
ホントは、書いてる時点で「モノ」としての視点を持てればいいはず。
プロは、他のみんなは、きっとそうなんだろうな。
でもわたしは、わかっているつもりで、やっぱり取りこぼす。 未熟。

手作りの公演なので、製本も手作業だし。
香盤表、小道具香盤も自分で書き出したりする。
テキストを、自分の分身ではなくようやく「モノ」として意識するのは、この辺。

こんなことを伝えたい、創りたいとあふれてくる
イメージ/妄想を、
物理的に分析・処理できるようになってくる。

書きながら、机の上で、
役者の替わりに炭酸飲料おまけのフィギュアを、
上手へ下手へと動かしてるはずなのに、混乱してるし。(何故だ?)

小道具香盤で、感情やテーマを排して時間を追うと、
花を摘んで室内に入れば、女の子は机に置きっぱなしにせず、
花瓶/水に挿す動作をしないわけないじゃない!みたいなことに、
ようやく気付く。
ちなみに、花瓶にさしたほうがその後の使い方も楽になる。 ああっ。

がーん。

どーん。

テキスト配布直後に、大量の訂正配布。