あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

「夢七夜」を観た

                 2007/7/7 19・00〜 シアターグリーンBASE  /P.P.P.

07年の7月7日の夜7時から、ロマンティックでちょっと哀しくてとても幸せな七夕ファンタジーを。
PPP とはPretty Pink Princess。 女の子はピンク色で出来ていて、みんなお姫様なの!!ということを楽しんでいる劇団です。

楽しんでいるって書いたけれど、
作・演出(劇団主催)のいよちゃんが劇作塾でご一緒だったので、この1年、かの女がいろいろと悩んでいたのをずっと横から見ていました。
夢の世界を構築する裏で、作家がこんなに惑い苦しんでいることを、観客は知る必要はない。 でも苦しんだ甲斐がちゃんと形になって、今回の公演は確実にステップアップしたステキな舞台になっていたのでした。
と、思うよ、いよ♡ちゃん。 よかったね。

このまま突っ走って、大劇場公演を目指せーーっ!!と思いました。 そのくらい、ショーアップさせていたし、書きたいことも、書きたいことを表現するために積み重ねなければいけないことも、できていたと思う。
やれることは全部やったよーっという気持ちよさ。

そりゃあね、
20代半ばのかの女の描く世界観に、40代後半のわたしには「いやいや、世の中それだけじゃあ、ないっしょ」と突っ込みどころがたくさんある。
でもこれがね、いつか「そうだったよなあ。 あの頃の胸きゅん(死語か?)を思い出しちゃったよ〜」となったときが、楽しみなの。 

 

劇場に向かう前、nenと待ち合わせ。 差し入れにクッキーでも買おうということになって。
えっと、出演する役者さんが……14人? スタッフあわせたら30人超えるわけ?
(で、30個以上の詰め合わせを買った)
すごいねえ。 それだけの人たちをひとつにまとめているのか。 いよちゃん、恐るべしだな。 

たぶん、いよちゃんは、自分が姫巫女であることを自覚しなきゃいけないの。 (もう、してるか?) 商業としてのチカラを持つ王国が、立ち上がりつつある。 そんなことを感じる舞台だったのでした。