「で、何時間寝れたんですか?」とmayu。
3時間半、かな? あのね、今日のわたしにムツカシイ質問はしないように。
PCでいじっている画像を少し離れてぼ〜と眺めていたら、
「もうすぐお昼ですからね、あとちょっとですよ」と通り過ぎるkie。 反論できず。
このままお昼食べたら、寝ちゃうかもよ〜。 「はいはい。 今日は早めに帰ってくださいね」
(いや、昨日、定時であがったから今日はさすがに……)
トシを取ったよなあ。 昔は2,3日寝なくても、大丈夫だったのに。
ぽ〜っとしているのは、寝不足だけじゃない。 実はトキメキも混じっている。
やさしくて、茶目っ気あふれる瞳に見つめられてしまった♡
ウイットと真剣さとかっこよさと悪さが混じった会話。
うふふふふ。 余韻だけでも、すっげー幸せだ。
夕べの戯曲セミナーの講師は坂手洋二さん。
なんなんだろうね。 この方の話って、もっともっとと聞いていたくなるの。 どう思っていらっしゃるの? なんてコメントなさるの? とっても気になる。
オトナで。
やんちゃで。
自分の主義を曲げず。
で、話は全部、劇作または演劇そのものにつながっている。
こぼれる言葉を、全部両手で受け止めたくなる。
だから講義のあとの飲み会に3時までつきあってしまった……。 最後はしっかり、隣にすわって。 オトコの横顔に見とれるの、久しぶりです。 いい男だなあ。
もう、いろんな言葉のシャワーですっかり洗い流されました。
先週の横内さんの講義も面白かったです。 何を話したの? オイディプス。 オイディプスの何? これこれこーいうこととか、あーだこーだ。 で、確かにそうだなあ、と思って。 ふーん。 でもさあ、あれは超駄作だよ。 へ? ほら、あーだしこーだし。 きゃはははは、そ、そーですけどぉ。 ね、そーでしょう。 はい、そーです。
なんてことを、ふたりきりで話す。 他の誰と、こんなコアな会話ができるっていうの?
「何、何?」
他のコたちが訊きたがる。
ホラ、説明して。 え? あーと、だからあーでこーだから、オイディプスは駄作だって坂手さんが。
あ、オレってそういうことが言いたかったのか。 え? 違うの? いや、そう。
特にステキだった言葉は、
戯曲ほど(役者やスタッフから)熱愛されて熟読される文章はないのだから、幸せだよということと、
戯曲って、40人だかの人たちが集まって、何ヶ月だかを楽しく大掛かりに遊ぶための設計図なんだよってこと。
と、おっしゃりながら、結局舞台は役者のものだからね、とも。 役者、すっげえ楽しいよ。
結局、役者がその場で心底感じていることを、観客が共有することが演劇なんだよ。
日本の屈指の劇作家が、さ。
劇作家協会会長が、さ。
ここまでお付き合いしてくれるんだよ〜。
芝居ってマジいいなぁ。