そういえば、
去年の秋に11日だかでさらさらと書いた芝居。 書き上げた時点で目の前に某公募の締め切りがあったので、送ったのでした。
ぜんぜん、考えなし。
送ったあと、
劇作塾に参加している青果鹿の桂さんが、5月公演の戯曲を応募したと聞き、ああ、ダメじゃん、と。
そうか、応募するっていうのは、そういうことかぁ。
なんとなく書いてちゃ勝てるわけないと思って、
……忘れた。 スッカリ。
自分の中では、その後いろいろと惑い、変化して、今は全然違うかたちになってるし。
(どっちかというと、おととしの近松賞に応募して、第一次審査だけ通った「家庭菜園」というのに似てきた)
そのあと、別の作品を別の公募にも出したし。
(いやあ。 正直にいうと、この件がでてくるまでこれも忘れていた)
師匠が、mixiコミュの掲示板に書いてくれて、状況を知る。
『テアトロ』最新号に、「第十八回テアトロ新人戯曲賞」の二次通過作品11本と、最終候補作5本の、タイトルと作家名が載っています。
桂さんは当然、最終候補まで残ってる。
そんで、
二次通過の中に…… わたしの名まえがあったと。 「春酔いの島」で。
あらら。
ちょろいのか? テアトロ。 (おそれおおいコトを!)
まちがえないでね、わたしの(名まえの)里に、王は居ないのよ! (理でプリントされてた)
恐る恐る、手元の原稿を読み返す。
ひゃあ、子どもっぽい。 下手! 甘い、ぬるい。
役者と役者の劇的な対立がない。
台詞の重ねあわせが弱い。 言葉が客席に向かっていない。
ただチョット、風変わり、か?
う……ん。
ただ、このおもしろさ(?)を残したまま、書き換えていく作業が、わたしにはできなかったから。
しばらく、放り出されることになると思う。 この世界は。
(いつかは書くよ。もうひとつ、モチーフが何かみつかったら)
えっと。
とりあえず、ご報告のみ。 (ちょっとだけ、ホメてね♡)