八ケ岳の家で使うために、新しいのこぎりを買った。伸びに伸びたかえでの枝を少しは掃うためである。
結論。弘法大師ではない者に、道具は大切。新しいのこぎりは、さくさくと生木を切り落としてくれた。長年の恨みが、少しだけ晴れた気分だ。
切り口には、おくすりを塗る。風に飛ばされ、黒いコートがオレンジ色のしぶきで汚れた。こすっても落ちないな。ん。そのまま街で着続けているよ。
9月末の台風で倒れかけてたヤマボウシの1本と、伸びすぎてたジューンベリーの枝も掃う。切り落とした幹や枝は、切り刻んでから片付ける。のこぎりはウキウキととても役に立ってくれた。
↓↓ ちなみにコレです
スーパーで、いやに安い柿をみつけて、喜び勇んで買った。
食後に剥いていると、先に口にした父が吐き出す。渋柿だった。わたしもかじってみる。まず甘味がきて、そのあと消えようのない渋がきた。
まあ。この渋を抜けば、甘味だけが残るので。
くるくると剥いて、干せるように整える。
ゴミ箱のビニール袋を拾い上げると、シールには渋柿でも干柿用でもなく、「干し柿」と書いてあった。はあ、そうですか。
ちなみにへたの部分は、紐を結べるようにT字型に残されている。確かにそこは干し柿用。
スーパーで、やっす~い☆と喜んでるわたしを、周囲の人たちは気づけ気づけと思っていたのかなと考え、軽く笑いがこみあげた。