おとといの夜あたりから、昨日今日とDVDを観続けていて。
最後にデビッド・リンチを2本観たら、息切れしました。
休憩。
先日みたコンテ・ダンスの世界観がなんとなくリンチっぽい気がしてね。
でもリンチの何に似てるのかは思い出せない。
ソプラノが狂気めいて聞こえる重厚でクラシックなシーン。
本日観たのは『ワイルド・アット・ハート』と『ブルーベルベット』です。
今さら観ると、おやこんなに素朴だったかな、わかりやすかったかなと驚く。
昔の自分の目はまだまだ節穴だったのね。
それにしても、体力たくさん必要でした。
そうそう。メイク・ラブって言葉が出てきて笑っちゃった。もう死語だよね。
美容院で。わたしにめちゃステキなシャンプーをしてくれる女子と、話してて食い違いがあって、
あらためて観たのがアニメ『火垂るの墓』です。
哀しい可哀想な可哀想なお話で、1回みたきりでもうたくさん!になっていたしな、と。
ただ、格差社会の視座としての観方もあるかもな、と。
でね。
お話の途中で、あー確かこの先からの内容がキツかったんだよねと、
ひと息を入れて、
決心して見始めたら、そのままきれいきれいな世界観でまとめられて終わっちゃった。
えええっ??? なんだコレ??? どうしちゃったんだ???
主人公の男の子、おかあさんの貯金を理不尽に失わなかったっけ?
生きるために泥棒かナンカしようとして、ボコられなかったっけ?
畑のそばに佇み、でも物乞いができなくて、(あれはどうなのよ?と友だちと議論になった)
そんなシーンが全部なくなっていて、
妹は「突然」異様にやせこけ、最終シーンになってたの。
ちがうだろ、これは!
どうしてよ。モンスターな世論?に威されでもしたのか?
日本人同士でも生き抜くための淘汰があった時代がすぐそこにあったってことから、
なんで目をそらすの?
子どもたちには知る権利はないの??? と、ちょっと憤る!!!
そして、
『ジーザス・クライスト=スーパースター アリーナツアー』
おもしろかったよ!
設定が現代風にどんぴしゃとアレンジされてて、興奮。演劇的には大味だけれどコンサートだものね。
ユダさんが絶品でした。
亡くなった母の言葉をふと思い出したりしてね。
聖書のエピソードで、人々が娼婦に石を投げていたのでイエスが止めたとき、
「この中で罪を犯したことのない者がいるのなら石で打つがいい」みたいなことを言うんだけれど。
そして人々はその言葉に恥じて、無言で立ち去っていくのだけれど。
母はね、よくも普通の人々がすぐに意味を汲み、自分を恥じることができたわよねと不思議がってたの。
(おかあさん。それは教えをわかりやすく布教するための方便ですから、と娘/わたしに言われる)
とても怖いことに、
今の日本には、己に恥じることなく石を投げつける人たちが大勢いるわね。と気づく。
ごめん。
おかあさんのほうが(今の時代には)正しかったワ!
映像特典にはサー・ウェバーのインタビューがあって。
ジーザス役のかれに別に不満はないよとかおっしゃっているのを聞きながら、
この方は祐一郎さんのジーザスを観てるんだよなぁと、思う。
なんて恐れ多いんだろうね。
え? うん。
メロディーが流れれば、祐一郎さんの声や表情が脳内ではずっと流れてましたよ。
さて、この作品。日本語の字幕が大笑いだそうですが、そっちも一度みておくかなぁwww
そういえばね。
『ホリデイ』のジュード・ロゥの表情みてたら、ときどき祐一郎さんの表情に通じるんだけれど。
気のせいかな?
これは、わくわくなロマンティックでした。