あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

イキルチカラ

 

病院で会った少年のまなざしを、さっきから、繰り返し、思い出している。

 

病気と薬に侵され、削がれた、青白いからだ。

恐らくは。子ども扱いされたり、大雑把に甘やかされたりしてる?中で、
口には出せない、絶望や諦めの一方で。

自分は自分だと、
ひとりの男だと、
ひっそりとていねいに。
炎を燃やしているような、眼。だった気がする。

言葉だった気が、する。

自分だけで立とうとしていた、よな。

 

もっと、話をしたかったな。

 

 

たぶん、かれは。
もう少しだけ、魂に触れてほしがっていた。そんな気がしている。
(勝手な思い込みか?)

 

 

眼を閉じると、かれの顔が、じっとみつめてくるおおきな眼が、浮かぶ。

 

 

魂が出会う。って、ん、こんな感覚なんだよね。