今回の『エリザベート』のタイトルロールのおふたりは、とても仲良しさんだそうです。
では、おひとかたの舞台を観ただけで感想いうのはナニかなあと思ってましたが、両方観たら観たで、並べて語るのもナンだかなあ?って。
どのみち、書きづらい――
(他所でね。げ。この文章って、わたしのコピペ?というのを実際に見てしまって。コピペされない文章を心がけねばって、緊張もチョットありまする)
おふたりとも素晴らしい仕上がりでした! ちゃんと作品の中に存在してらして。
とてもきれいでかわいくて、楽しかった〜
はるのさんのはノーブル。せなさんのはちょっとやんちゃ、ってトコかな。
はるのさんの舞台は初めて拝見しました。
この方は、作品の全体を見渡した中で、ご自分の役割りを構築できる女優さんですね。
シーンとシーンの間の気持ちを、計算して、ネックレスのようにきれいに繋いでいらして。
だから「夜のボート」が、シシィの人生の結論のように感じられました。ふたつのゴールという結論も、ひとつの愛のかたち、なのかも?って説得力。
その結論を得たからこその、トートとのエンディング。
せなさんだと、もう少し感覚的?
そしてその分、こちらの気持ちも身近に引き寄せてもらえるような。
あ。前回のリベンジ、ちゃんと果たせましたね! わたしはそう感じたけれど?
面白かったのは、最後の棺おけの中のシシィがね。
はるのさんのだと、トートによって封じ込められたように見えて、
せなさんのだと、トートによって開放されて眠っているように、見えたの。
どちらが正解というのではなくて。それぞれのステキ。
そしてたぶんおふたりとも、まだまだこれからも、役が動いていくんだろうな。
楽しみな女優さんたちを拝見できた、喜び!
トートとヨーゼフも、ステキに出来てました。
若いシシィを受け止めるだけじゃなくて、
ふたりとも、
今回の一幕では、それぞれの深い孤独が浮き上がって聴こえたのが、新しかったです。
トートの孤独。
ヨーゼフの孤独。
シシィやルドルフだと泣き喚くところを、誰のせいにもせず耐えているんだな、みたいな。
ゾフィーさまもそうだよね。
そんなニュアンスに、胸を突かれる。
けど、
どのフレーズも短い、よね〜
いつもいつも、もう少し、歌い繋いで、歌い上げてほしいのにって思う。なのにシーンがさくさくと次に進んじゃうよなぁ、って。
コレ、作品全体に言える。シシィだけはたっぷりと歌えてるのに。
残りの1枚のチケットでは、確かヨーゼフさんのキャストが変わるので、シシィとの関係がどう変わるのか、とてもとても楽しみなのです。
で。今さらそこを言う?と、
言われるよな〜
言われても、
だってわたしには、今までわかんなかったんだもの。
だいたい、そーいう憧れとかがないんだもの、
としか釈明できないんだが。
あのさ。まさか、
女子たちがこのミュージカル大好きな理由って、
誠実な王子様と、危険な王子様と、
このふたりを手玉にとって(?)、ツンデレできる快感?
ひゃぁっ!
つまり、オンナのハーレム願望?
ハーレム!!?
ノ(>_<) アイタタタタ...
(違うのか?)