あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『TDV』 8回目だっけ?

会社でタイムカードを押そうとして手が止まる。 今日で1か月の折り返し地点ですが、片面の空欄(休日)が1マスだけです。 7/25、みゆとマチネ観て、ディシの定例会出て、ちょっとだけ呑んだ日だね。 それ以外は終日出社。 明日からのタイムカードの裏面は、夏休みまで、もう少しスタンプが続きます。
んで、夏休みも結局、2日返上。
よく持ってるネって、いや、持ってませんから。

幸せのレベルがすごく低くなってて、
風呂上りのさらさらの肌で、くたびれた綿シーツにごろごろと。 (うん。 ベッドはセミダブルです) 2,3回の寝返りを打てば意識は飛ぶんだけれど、その時間がすンごい幸せ〜。

あのね。
劇場の客席で、そりゃあわたしはどんだけ、幸せに運ばれていってることか。
キャスト・スタッフ・関係者ご一同さまに、感謝してます。
おかげで、いろんなことを乗り越えています。

               2009.8.4 18・30〜 帝国劇場

実は今日のチケットは、開次サンのメルマガ経由で手に入れてまして。
だから今日は開次サンのファンの顔をしてようとか思ってたら、席の両脇がすンごいファンの方々で、気おされる。
そのせいか、開次さんご自身も心なしか集中的にこっちに意識を向けてくださってたような。
えへへへへ。

なんとなく、サディスティックな凄みと、叶わぬ恋の刹那さとが
ひとりのヴァンパイアの中に影となって、時空を超えて入り混じっている印象に。
「欲望」ではついに、ワンフレーズたっぷり、意識が城主さまから化身に引き剥がされた。
って、すぐ目の前で強烈なエネルギーがのたくれば、視線は当然そっちにひきつけられちゃうってば!
凄かった。 引き込まれてた数秒。
で。
今さらですが。
どうして一瞬でも、城主と化身をからませる効果を使わないのかな?と思う。
なんか、別々だよな。

一番思ったのはね。
城主さまは毎回、すぐ身近で化身が凄まじい表現を展開してくれてるのに、
この演出では、そっちを見るチャンスが全然ないんじゃん。 気の毒な。

 

あとねえ。
……あ。 文章を書き続ける体力が、果てたぁ。
まばたきをしない教授の眼に引き込まれて、あそこのシーンではずぅっと教授の眼だけを見てしまうよね、とか。
眼といえば、マグダが運び込まれた直後のシャガールの噛まれたあとを覗き込むときの表情がステキよねとか。
フィナーレを踊っているヘルさまは、けっこー男前だよネとか。
アル・サラについて書こうと思うのだけれど、ここンとこ立て続けに同じアルフレートにあたっているので(チケット買うとき、キャストを気にしてないんです)、次のを観てからね、とか。

オケの金管さんの出来が……特に出だしの……毎回チェックポイントです、とか。(イジワルだよねえ)

 

ふう。
劇場を出てから、毎回、皇居に沿って半蔵門まで歩く。
幸せにくすぐられながら。
遠くの夜景が夢のように美しく見えるのは、わたしがこの作品に恋をしているから。

 

おやすみなさい。