戯曲セミナー後、その日の講師の鈴木聡さんを交えての居酒屋で。
うわぁっ、やっべっ! とアタマを抱える。
「きそうか?」と鈴木氏はうれしそうだ。
はああ。 きちゃったかも……。
何に?かというと、万年筆。
ちなみに周囲の他の受講生たちは一応興味を見せながらも、温度は低い。
鈴木氏はわたしの一つ歳上で、おそらく遊び方とか興味の対象とかお金の使いどころとかの歴史がどこか近いんだろうな。
酒飲みながら、コレクションを見せられレクチャーされて。
文房具フェチの感覚がわかる人にはわかると思うが、ハマるとこれが……もう抜けられない!
あーあ。
諦めてその週末、伊東屋に行き、即買い。
鈴木氏に験し書きさせてもらった(!)中でも、ペリカンを。 マニアの間では書き心地がエロティックだと評判だとか。
うん。
ぬるぬるスルスルと、まったく筆圧を必要とせずに文字が生まれてくる。
ペン先はMで、インクはセピア。
高校の頃だったか、父からもらったモンブランとは全然書き味が違うの。 それはもう。
次の買い物? そうだよ。 万年筆用の皮製ペン入れでしょう。 (その前に、万年筆買いはこれで終わらせられるか?自分に問うている)