雨のお昼過ぎに、御茶ノ水の明治大学のホールへ。
周辺を歩く学生たちを眺めながら、このコたちを相手におとーとは数学を教えているのかと、くすぐったくなる。
楽器店主催のブラスメインのコンサート。
ひびちゃずけが出てきただけで、どよっと客席が動き(あやちゃん、深紅のウィッグ!)、
そして始まった音楽に、たった5人で舞台客席全部を使った演奏に、
ブラバンらしき高校生たちの目はきらめく。わくわくと振り返る。
音楽っていいなあって実感している。いいねえ。
(後進を育てるって大切!)
案の定、ひびさんは吹いてました。こら〜
ん。予感があったから、わたしも覗きに行ったわけだが。
でもね。
そうだよなぁ。と思う。
カンを失わないためと新しい音を探すために、人前で吹き続けたいよねえ。からだを休めたままでいるの、コワイよねえ。
でもねでもね。
1曲吹いたら1曲はお休み、とかじゃダメなのかな? ハラハラドキドキ。
吹き始めちゃったら、もう頑張って、最後まで吹き通しちゃったよ〜
ナニヤッテンノヨォ、と、聴いてるほうがあまりの緊張に泣きたくなる。
夜にあやちゃんとお話できたとき、
「あのあと熱でも出してない?」ナンテ、口走っちゃったよ。
「からだを大切にしないとダメよっ! ダレカサン見ればわかるでしょう!」とも。
(あやちゃんもね。実はかなりかなり頑張りすぎてるの。もぉっ)
夜のライブは、
あやちゃん(Aサックス)と松本茜さん(ピアノ)という、美人さん同士のジャズセッション。
うふふふ。
エスニのヒロさん(エレキベース)と島野さん(ドラムス)が加わって、4人のステージ。
ゲストが、筒井さん(Tサックス)と小仲井さん(Bサックス)で。
すっごく楽しい〜
わたしは他でエレキベースを聴いたことがないので、
エレキベースの音が好きなのか、ヒロさんの音が好きなのか、よくわからない。
お料理の底に、ひっそりとしっかりと、まろやかな味がころがっていく感じ。
ひとつわかった。島野さんはたぶん「隙間恐怖症」だ。
あやちゃんに言ったら、わかるかも!と同意してくれたよ。
余韻もそこそこに、MCを始める。早口で埋めたがる。そう思って聴いていると、ドラムスの音の数が多いのも、テンテンテン。
あやちゃんの音。ひびちゃずけのときと少し違うの。超男前で気持ちいい。
少しスローな演奏のときが、大好き。
目を閉じて、ご自分の奥深くにもぐって探ってただよう感触。
というわけで。
昼間の泣きべそ(?)は、ご機嫌さんになりました。