あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

Jansem

Jansem1心を入れ替えた(?)わたしとしましては、今週は会社を20時には出ています。
すごいなあ。
渋谷のデパートにだって寄れちゃう。 (閉店15分前ですが)

以前にもちょこっと書いたが、持っている版画、伊東屋で揃いの額装に新しくしてもらった。 仕上がりましたと昨日留守電に入っていたので、お迎えに。

ジャンセンという画家が好きだ。 
油絵はさすがに買えないが、昔は版画ならどうにか手が出た。 (晩年、お手が不自由になってからは、値が跳ね上がったようだ)

最初はデパートの展示即売会で、でかい道化師の油絵を見た。 タッチに惚れた♡
100号 (絵の大きさ)で100万円。 1号=1万円というのは高価な画家ではないが、
100万円? 
買えません。 
19歳で美大生のわたしは一応、一緒にいた母にねだったが、スルーされました。 (母は母で、5cm四方で100万円のピカソの版画を見て、欲しい!とすっごく迷っていた。 買わなかったけれど)
とにかく、母もわたしも「絵を買う」という意識を持ったのはそのときが初めてだった。

わたしはすぐにそのタッチを真似て、授業の油彩裸体画のAランク評価が一気にCランクに落ちたんだけれど。

近所のデパートの専門店で、数ヵ月後、版画をみつけた。
母をそそのかして、買ってもらいました。 正確には、母が買って玄関にかけたってことです。 
それが写真の右側。
え? そうだよ。 今ではわたしのもの♡

左側は何年後かなあ。 あざみ野の喫茶店に掛かっていたのを自分で買いました。
ギャラリーの手違いというか、破格に安かったし。 55,000円也。
バブリーな時代の、実家にパラサイトしてるまんが家ですから、こんくらいの贅沢はできたのね。
すっごくうれしかった。 自分の部屋にかけて、すっごくどきどきした。 
っていうか、わたしのお金の使い方って、きっと普通の女の子とは違ってたと思う。
で、
なんとなく、右の絵と似てるでしょう?
額装はバラバラのままなのが、ずっと気になっていて、
時間とともにマットとかがちょっと痛んできてたし、
思い切って、額装をしなおしたのでした。 他のジャンセンとも雰囲気をそろえて。

絵は、額装でずいぶん押し出しが変わるのね。 満足。

しかし、立派にしすぎたかなぁ。
狭いマンションなのに……。