あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

『フラッパーズ』始動!

タイトルに「始動!」とは書いたものの、劇作家のさびしいところは、テキストを渡した時点で自分の役目は終わり、今後、作品のすべては「他人」に託さなければイケナイこと。

とはいうものの、わたしの紡いだ言葉たちを、自分のものとして発してくれるキャストたちは、いわば血肉を分けた家族。みたいな感覚もある。

 

cocosmile.webcrow.jp

 

昨日は顔寄せでした。10人のガールズ。かわいいかわいい。

チームで交互の本読みもあり、はじめて出会ったテキストなのに、ときどきキャスト間ではちゃんと熱を宿し、

少女の声で発せられると、計算外の緊張がよぎったりして(うっわぁっ~)、

かの女たちが今後、どんな世界を作ってくれるか、とても楽しみなのでした。

 

 

『フラッパーズ』はジョーズ・カンパニーの人気演目のひとつです。

今回、完全リメイクのおはなしを受け、なのでわたしの肩がきが「上演台本」となっているわけです。

 

実はその前、『ラブリーズ』のように別設定でのシリーズものをと、主宰の譲治さんとあれこれ考え、書き起こしてもみたのですが、初演の設定の持つ破壊力は超えられそうもなくて。

初演そのままの設定を、わたしなりの言葉でリメイクする。となりました。

 

 

リメイクにあたって、わたしがこっそりと意識したのは、ミュージカルの古典名作『コーラスライン』でした。陽の当たらない場所にいても、それぞれに過去を抱え、全員が主人公だよ! 自分を大切にして、未来と向きあおう! というテーマですね。

なので、初演と同じ設定ですが、シリアス度は少しばかりきつくなったかも。昔の少女たちよりも、現在を生きる少女たちのほうが、一見、お気楽でのほほんとした印象の奥で抱えるキズは、おとなたちが思う以上に、繊細で深いですもの。

 

そして書いてみると、譲治さんの、やっぱりあーしたいこーしたいが駄々洩れwで、

結局第8稿を重ねるというオオゴトに!!

 

 

公演は、

2019/08/06(火)- 08/12(祝・月)

@下北沢小劇場楽園

日時指定・自由席 3000円

 

観に来てね!