友人が参加してるアマチュアオーケストラのコンサートにいってきましたよ。
クラシックのコンサートが久しぶりすぎるし。
その前日、市民オペラをやっている別の友人に、
ハープ奏者のギャラは別格だとか、
クラシック畑はウラ拍がとれないくらいリズム感に欠ける人が多いとか、
と教えてもらった直後だし。(思い出して超にやついてしまったよw)
入口でもらうフライヤーの束が、区民交響楽団とか大学の管弦楽団とかの案内で、わたしには未知の世界がたくさん広がってて。
普段とまったく違うことをするの、大切だなあと思いました。世の中には、自分にはおもいがけない類の市民が大勢いるってことを、思い出させてくれる。
こちらのオーケストラは弦楽器と打楽器の音が分厚くて、迫力がありました。(前から九列目の中央の席)
ベルリオーズは昔からよくわからんのだけど、いい演奏だったのではないのかなと思います。黛敏郎は思いがけず面白かった。ガーシュインの演奏は苦手みたい?(わたしがガーシュインになじみがありすぎるとも言う)
わたしの身近ではよく、ジャズってたりファンクしてたりするサックスやベース(コンバス)やヴァイオリンが、神妙にクラシックしているのがなんとも不思議であり、
超マイペースな友人が、オケの中で(個性をおさえて)みんなに合わせて演奏しているのも、なんだかとても不思議な気持ちで眺めていました。
前日、ミュージカルを演じることとオケで演奏することとを並べて考えていたので、いよいよ感慨深くてね。プレーヤーにとってのクリエイティブの度合いや密度みたいなことなんですが。
チェロのおじさまが、ていねいな一音をソロで差し込んだあと、こっそりにんまりとされていて。渾身の一音が満足な出来だった喜び。なんとつつましやかなことか。
求められている景色に向かって、全員で一糸乱さず立ち向かう感。終盤にかけて一体となる高揚感。
たぶんそれがオーケストラなんだろうな、と。
あのね。
終演後の会場で、うちの地元の乾物屋さんご夫婦を遠くからおみかけしました。なんか、ほのぼのといい風景。今度お会いした時、話題にして遊ぼう☆っと。