先日、久しぶりにウイーン版のミュージカルCDを聴いてて感じたこと。
日本版の舞台とは全体にカラーが少し違うことに気づき、
2幕めには、理由はなんであれ日本版では使われなかった楽曲があったことに気づき、
その結論。
日本の演出家はフェミニストでいらっしゃるのかもしれない!
ウイーン版ミュージカルは(CDだけの印象ですけれど)、男目線といいますか、大げさ(国民性もあるのでしょう)でコメディ色が強く、
シニカルで狂騒曲っぽいというか、
ただ、たぶんこれだとクレアさまが、戯画的で、典型的な、ただの気の強いヒステリー女な印象になりかねないな。と思ったのです。
かの女の心の傷、悲しみ、屈折から昇華へと向かう想いに対する、思いやりがない。幕間に、観客の男性たちが「やれやれ女はコワイコワイ」と苦笑するポーズをとりそうだよ。
それに気づいたら、
日本版演出の、コメディとリアル、笑いとシリアス、などの繊細な繊細な匙かげんに、
クレアへのリスペクトぶりに、
ちょっと興奮! すごい!!
ついでに、自分的には、コメディを書くための言葉や価値観の構築について、ちょっとわかってきたような気分になる。ほんとか、自分? ( ̄▽ ̄)