あとりえあげん

劇作家・ミュージカル関連のコミックエッセイスト・多摩美校友会理事 活動ベースは三軒茶屋ですが八ヶ岳の別荘で在宅介護はじめました☆

[ブログ版] 世田谷区三軒茶屋で隠居してます。ときどき劇作家。HPはコチラ http://agen.web.fc2.com/

シェアしたくないらしい

ブログ書くの、いよいよ飽きたの? 
 
むん。飽きたのかなぁ、自分?
 
 
けち、になったのかもしれない。と考えてみる。
自分が感じたこと、思いついたことを、他人に垂れ流すのではなく。
オノレの中に留めておきたい気分。
 
感動を。当惑を。
 
吐き出されない'想い'は、自分の中を泳ぎまわり、
自分の中で粉になって沈殿して降り積もり、
静かに忘れ去られていくわけで。
 
 
他の人にわかってもらいたい という要求がゼロ。
文字で説明したいって気力がない。
 
むむむぅ。
これは一過性の感情なのか、しばらくずっと続くのか。
  
引きこもりながら、自分の中で何かが熟成して、
一滴の上澄みがしたたるのを待ってるって感じなのですが。
 
 
ああ。
意識して引きこもっているのはあります。
他の人の創作物やパフォーマンスで発散して、
なんとなく納得した気分では終わらせたくない感。
 
ゲームしたり、メモをとりながら本を読んだり、マンション園芸したり、
料理したり、戯曲を書いたりしながら、
 
自分のコアと向き合ってる感?
 
ベランダの夕闇の中、どきどきしながら闇の匂いを味わう。
子どものときのように。

 
 
 
そーいえば、今さらなんですが、
『はちみつとクローバー』全10巻を読みました。
 
5年くらい前かな、読んでないと言ったら驚かれ、
わたしの言動と印象が重なるらしいので
ソコは押さえといたほうがいいのかなとズット思いつつ。ようやくようやく。
 
どこが似てるって、
美大生って自分とは違う視点でものを見てる生き物なんだ、というあたりで、
わたしを理解する助けとしたように言われた気がするのですが、
(よく覚えてない)
 
まあ、本人にしてみれば、読んでみて。
えー? どこが?? ここ??? ってトコです。
 
美大の(少なくとも多摩美の)男子はとても優しいので、
演劇する男子もだけど、
わたしはそれに慣らされてる、それしか知らない。ってのはあるかも。
 
だから男女の同等感が、言動の裏打ちとしてイロ濃くあるわよね。
雑魚寝とかできるし。
あと、
生活と創作することの混沌。社会の異物であることの当然。
  
 
(以下ネタバレ)
最後のほうで、キャラのひとりが事故で右手の腱を切って絵が描けなくなるかも?という展開になるのですが、
 
わたしは高校3年のとき(美大受験準備中)、右肩を手術してまして。
陽性腫瘍、開けてみたら脂肪の塊がありましたとさというオチで、
前後の混乱、放心、夢に泣きながら目覚める、ってのも経験したけど、
そして周囲にあっさりと言われたのは、左手のトレーニング方法。笑笑っ。
 
右手がダメなら左手だね、とみんなが当然のように。
感傷なく、その技術の伝授。
 
ロマンチック壊してごめん。
風景が見えるのなら、からだが動くのなら、
感性が立ち上がっているのなら、
魂はへこたれないのが現実。
(年を取った今のほうがよっぽど危機感あるなー)
 
確かそんな話になったとき、
だからそれが、視点が違うってことなんだよと説明されたような。
(よく覚えてない)
 
 
 
同じ作家さんの描いた『3月のライオン』を何巻までだか読んでたあとでよかったな。
と思いました。
いろいろと。なんじゃコレ?ではなく、
こつこつと描き続けるの大変だったんだろうなぁと、理解できたというか。
 
『ライオン』のほうは、とにかく引き込まれた作品だったので。
 
 
『はちクロ』は、雑誌休刊に伴い3誌にわたって描きつがれたようですが、
たぶんそれぞれの雑誌にあわせて、作風を変えてしまえるすごさ。
と、
とってもたぶんなんですが、
担当(編集者)さんが2誌めの方は大当たりで、3誌めはハズレ?かも。 
 
なので一気に読むと、キャラや作風のブレ方に違和感があってね。
 
映画化とかでは、どうしたのかなぁ。(ま、いいや)
 
 
 
 
ユーミンのせいで日本中の女子が、
自分は絶対に脇役ではなく、恋愛の主人公だと思い違い、思い込んだように。
 
このまんがのせいで日本中の男子女子が、
一途な片思いに酔うことが恋愛の醍醐味だと思い込み、現実の恋愛に戸惑ってるの?
という印象はありました。
 
 
自分の青春のいろいろを思い出したしね。 
 
 (*^_^*) キュンキュン o(-_-;) シーン (T_T) ドワア〜
 
 
うわっ、コイツ気持ち悪い〜っと思った女子そのまんまが出てきて、
(わたしの歴代恋愛事情は三角関係必須。ってか混線星型?)
確か、そのかの女を見てて思ったんだよな。
人には自分から不幸になる権利があるんだなって。
それがロマンティックに描かれている、苦笑。
 
 
 
っとぉ。
 
書き出すと、変わらずに延々と書くな。自分。
 
 ノ(⌒-⌒) 
 
 
 
変わっているとよく言われるけど。
 
一番、他人とシェアしたくないのは、恋愛感情です。
なんていうか、これだけは。
相手と自分の間の、ふたりだけの宝物。
 
 
と言ってしまうと、
レディスコミック誌にエピソードをまんま流用しやがってたのは誰だっけ〜?と
つっこみが入ることに気づき、
(つまり本人にしかバレないはず?なんだが)
 
 
今日はおしまい。