さっき。23時も過ぎて、お風呂にお湯を張ったつもりが――水だった。
じたばたといじってみましたが、どうやら点火トラブルのようです。
えええ?
さて、修理は明日手配を考えるとして。
今日1日、だらだらだらと寝たり食ったり、メールしたり父に電話したり(元気そうだから今月は山梨いかないことにした)、爪の手入れしたりブログを書いたり他のネタを迷ったりとか。
実は
オールした昨日から、お風呂に入ってません。
明日は別のボラがあるのに、どうしましょう。さすがにこのまま人と会う度胸はないわ。
ネットで検索し、お風呂セットをつくって家を出る。24時。
一番近場の銭湯は仕舞ってました。
地図を思い出しながら、この辺かなと迷いながら駅2分圏内の狭い路地を探したら。
トタンに囲われた迷路の奥に。
怪しげな秘境のように。
昭和にタイムスリップしたかのように。
「千代の湯」発見。
かすれた下足の木の札。番台にはおばぁちゃん。
がらりと開けたら「コッチは女湯よ」と言いやがったぃ。むかっと見上げたら大笑いして「違うの? ごめんね」
そりゃ、すっぴんだし。ショートカットだし。黒のトレーナーとパンツにスニーカーだし。
たとえばアリスくんと並んだら、
あっちの方がよっぽど女らしいだろうけどサ。ぶつくさ。
んん、わたしはドッチでもいいけどね。と応えたら、おばぁちゃんとは別に、脱衣所のほうで小さく笑い声がした。
馴染みらしい先客が帰るところで。
んで、わたしと番台のおばぁちゃんとでちょっと感じのいいやりとりをして、脱衣所に入る。
料金450円なり。25時まで。
うぁっ。
「時間ですよ〜」と叫びたくなるような、お風呂屋さんだ。
正面にはペンキのはげた富士山。
他に客はいない。貸切状態はいいけど。湯船のお湯、熱すぎる。
しかもどくどく紫色だ。(ラジウム鉱泉――ラジウム? ラジウムって。えーと。考えるの、やめとこう)
ゆっくりと身を沈める。熱くて身動きできないお風呂なんて、久しぶり。
ふはぁっ。
お出汁をとられている気分。あっというまに、ピンクに茹であがった。
様子を見に来たらしいおばぁちゃんと、ちょっと会話する。
どーでもいいけど、ボイラー室に続くであろう引き戸のガタピシ度、ハンパないよ。
はぁぁぁっ。
早々にのぼせそうになり、自分としては珍しく、ちゃっちゃっと洗って出てきた。
にしても、ちゃんとお風呂にはいれてよかったなぁ。
帰り道。
不思議なぽかぽか感で雲に明るい夜空を見上げる。
ぐったりと。ああ、このまま寝たい。まだ眠れそうだわ〜
三茶の銭湯なかなかよいわよ。