妙な時間に起きちゃったら、二度寝ができませぬ。
三軒茶屋はいい感じに雲がかかって、絶対に肉眼で見てはいけない金環日食が、雲を透かしてキレイに見えました。
TVのチャンネルを次々と変えて見てたけど、ピークの時間となり、窓の外を見ると案外と雲が厚い。これはもしや?
部屋からは死角なので、道路に出る。セタドーから一本入った裏道のあちこちには、後ろ姿がぞろりと突っ立っていらっしゃる。ちょいといい風景。
マンションの雑用してくださるおば(ぁ)さんが作業してるから、
「雲を通して、ちょうど見えてるよ」と声をかけた。
が、「やだよ。目がつぶれるのは困る」
あはははは。見つめなければ大丈夫よぉ、と言いたいけど、責任はとれないからね。そっか、と流す。
雲が少しでも切れたとき、強い光が溢れる。これをホラね、と言われそうだ。
ちょっとシラけてわたしも早々に引き上げる。
が、角のコンビニの制服さんが、いそいそとこちらに覗きにきたのとすれ違い、知らない店員さんだが一瞬目を見交わして、うふふな気分を一瞬共有。
うん。楽しむってこーいうことだ。
太陽すげぇな。
こんなに離れてても、あんなにまぶしい、見つめちゃイケナイ、炎の塊なんだものな。
そしてね。思ったの。
こんだけ肉眼で見るな見るなと言われたってことは、さ。
わたしたちは毎日の半分を、太陽の下で、恩恵を受けながら暮らしているけれど。
ロクに太陽を「見て/見つめていない」ってことだよね。
けっこー、恩知らず?