ミュージカル『三銃士』の舞台のチャンバラシーンを観ながら、ふと、
なんかヤンキー同士の喧嘩みたい??
と感じ、(命のやりとりであるはずなわけだけど)
男の子の殴り合いの喧嘩ってのは、なんだろう、撲滅すべき暴力のうちなのか?とか、考えとるわけです。
逆に、昨今の男子はあんまり殴り合いとかしなさそうだよね。
高校生のとき、クラスで舞台の『ウエストサイド物語』を観にいくのが流行って、
そのとき話題になったのは、
トニーが決闘騒ぎをせっかく「ほんの殴りあい」に収めておいたのを、莫迦オンナ(マリア)がえらそーに「殴り合いでもきっといいことはないワ」なんて言ったから、結局、あの悲劇が起こったとも考えられるわけだよネってことで。
女子校でしたので「殴り合いで済ませる」ことが言葉以上に理解できず、話はそこまで。
条件がそろえば許される暴力って、あるのかな?
その「条件」をルールとして突き詰めていくと、サッカーとかのスポーツに転化されそうな気もするが。
でも、サッカー野郎と、
高校の頃、喧嘩で鳴らしてたとか、元ゾクだったとかって男友だちとでは、
人間としての厚みが比べものにならないことを思うと、別なのかなとも思うし。
喧嘩祭り、みたいなものもあるわけでしょう。 鬱屈の発散。
ミュージカルのチャンバラシーンも、そうか、喧嘩による祝祭だったのか、と、
妙な結論に至った。
で、この作品を観ていて、わたしはもう楽しくて嬉しくて笑いがとまらなくなる某ナンバーがあるわけですが、
十日後の席が、かなり前方のセンターであることを思うと、
――丸見えなわけで(どっちから?)、
恥を捨て、腹を据えて、観にいくことになりそう?です。